最新のお知らせ

2024年5月26日(日)に2024年度の総会と記念講演会および研究発表会を美博講堂で行います。

2016年3月10日木曜日

【報告】第4期入門講座・第2期入門ゼミ第5回

第2期入門ゼミ第5回(2016.2.21)

6人が出席。宮下英治さんが「シシと御霊―天龍村大河内を中心に―」(今井啓著)を、熊谷文世さんが「川手・桜井の天伯社祭り」(井上佳誉子著)を取り上げました。本ゼミでは今後各自が論文作成に取り組むこととし、次回はそれぞれ取り組みたいテーマを発表することとなりました。 

第4期入門講座第5回「祭りから祭礼へ」(2016.2.21) 

19人が出席。福田所長は、柳田が日本人の祭りや信仰にどのような認識を持っていたか、折口がそれにどのような影響を与えたのかなどについて解説しました。国家神道に対しては批判的だった一方、あくまで日本の祭りを秩序正しいものととらえ、カオスな側面に対する観点が抜け落ちていたと指摘しました。

 最後に、研究所会員からの「話題提供」として、櫻井弘人会員が「飯田お練りまつりは本屋台が姿を消してから戦前まで"にわか"の要素が強かった」と指摘。また、伊那谷の芸能の特徴について「山間部が宗教者や古老によるもの、平地部は若者によるものが多く、担い手の違いが顕著に見られる」との分析を披露しました。

講義する福田所長