最新のお知らせ

2024年5月26日(日)に2024年度の総会と記念講演会および研究発表会を美博講堂で行います。

講座・講演会

(2023.12.06更新) 

特別例会「民俗学講座」

 小川所長による「特別例会」は、始まった2018年以来「折口講座」として折口信夫の著作を読み込んできましたが、2023年度からは「民俗学講座」として、身近な民俗文化を取り上げた講義が始まりました。 

「民俗学講座」の目的と内容

 身近にある伝承文化を取り上げ、その事象はどのように考えられるのか、南信州だけでなく日本各地の具体例をあげて、その意味や歴史的な変遷などを講じます。これを通じて民俗学の役割や研究法などを考えます。

 第2回「神樹と森神の伝承」

日時:2024年1月20日(土) 14:30~16:30
会場:飯田市美術博物館2階 科学工作室(博物館本館西側の屋外階段からお入りください)
費用:資料代500円 事前申込み不要

講義の内容

柳田國男の『信州随筆』(昭和11年・山村書院)には、「しだれ桜」「御頭の木」など樹木の精神世界や祭りについて論じた章がいくつもあります。柳田の樹木の民俗についての論述には『神樹篇』もあります。
また、折口信夫も大正4年の「髯籠の話」で「依代・招代」としての樹木を論じ、神樹研究は古くからの課題です。
諏訪信仰の「たたえぎ」は難しい問題ですが、講座では日本の神樹信仰の諸相、「モリ」として祀る樹木を考えます。(講師より)

ライブ配信について

研究所の動画配信方針が2024年1月から変更されましたので、第2回講座「神樹と森神の伝承」のライブ動画の視聴は研究所会員に限定させていただきます。視聴希望の方は研究所への入会(年会費3000円)をお願いします。




(過去の催し)

【終了】特別例会「民俗学講座」第1回「「結び」の民俗」 

日時:2023年7月15日(土) 14:30~16:30
会場:柳田國男館
費用:資料代500円 事前申込み不要

講義の内容

飯田は「文七元結」の技術をもとに、大正期から水引産地へと転換しました。祝儀・不祝儀包みは水引で結びますが、それは何故なのか、また、お神籤を寺社の樹木などに結ぶのは何故かという疑問から出発し、さまざまな場面での意味をもつ「結び」を取り上げます。
こうした「結び」の典型例は、山で採った焚木束などに付ける草結びや沖縄のカヤでつくるゲーンやサンですが、各地の民俗事例をあげながら「結び」の意味を考えます。(講師より)


【終了】第6回 伊那民俗 研究集会「死・供養と風流芸能」

2022年11月にユネスコ無形文化遺産登録された「風流踊」41件のなかに、南信州・阿南町の2件―和合の念仏踊りと新野の盆踊りがあります。
この2つは、死者および先祖を供養する芸能と いう点で共通しています。
私たち誰もが避けることのできない死を、日本人はどう考え、どのように対処してきたのか、そして、それは現在どのように変化しつつあるのか、この研究集会を通して考えます。
主催=柳田國男記念伊那民俗学研究所、南信州民俗芸能継承推進協議会
後援=長野県、南信州広域連合、阿南町、阿南町教育委員会、伊那谷研究団体連絡協議会


リーフレットのダウンロードは→こちら(約6.2MB)

日時

2023年8月26日(土)13:00~16:50、27日(日)9:30~12:35

参加費

無料 ◎事前申し込み不要、どなたでも参加いただけます

会場

ムトスぷらざ2階多目的ホール (丘の上結いスクエア内、旧ピアゴビル)
※駐車場が少ないので、乗り合わせや公共交通機関のご利用にご協力ください。

内容とスケジュール

1日目◆8月26日(土)
13:00開会あいさつ
13:10~13:50講演1 『「死」をめぐる民俗思想と芸能』
講師/小川 直之(國學院大学名誉教授、伊那民俗学研究所長)
13:50~14:30講演2 「先祖意識と芸能―死の儀礼と音楽―」
講師/笹本 正治(長野県立歴史館特別館長)
14:40~15:20講演3 「重要無形民俗文化財に見る盆踊りの諸相と意味」
講師/宮田 繁幸(東京福祉大学留学生教育センター特任教授)
15:20~16:00映像上映 「新野の盆行事」
(「阿南町新野の年中行事」(南信州阿南町新野盆祭等資産化実行委員会、2017)より)
16:00~16:40講演4 「盆行事と風流芸能 南信州を中心に―」
講師/櫻井 弘人(國學院大學兼任講師、伊那民俗学研究所)
16:50閉会

2日目◆8月27日 (日)
9:30~10:00研究報告1 「遠山における盆踊り」
発表者/近藤 大知(飯田市美術博物館学芸員)
10:00~10:30研究報告2 「下栗における自宅葬」
発表者/中島 悦子(伊那民俗学研究所)
10:30~11:00研究報告3 「阿智村清内路の一村一墓制度」
発表者/北原 いずみ(伊那民俗学研究所)
11:10~11:40研究報告4 「南信州における葬祭業の変化」
発表者/今井 啓(伊那民俗学研究所)
11:40~12:10研究報告5 「南信州における老いと福祉」
発表者/岡庭 圭佑(伊那民俗学研究所)
12:10~12:30総括 小川 直之
12:35閉会
※以上の発表者・テーマ・時間等は変更となる場合があります。
※当日は研究所のYouTubeチャンネルでライブ配信を行う予定です。

関連事業 民俗探訪会一新野の盆踊り (盂蘭盆)の見学

8月26日の夜は阿南町新野の盆踊り (盂蘭盆会)がありますので見学会を計画します。参加を希望される方は8月10日までにお申し込みください。
なお、定員に達した場合は先着順となります。また、定員に達しない場合に中止になるなど、変更もありえます。

日程

飯田 (シルクホテル前) 発20:00―新野着21:10―盆踊り見学21:20~22:40―新野発22:50―飯田 (シルクホテル前) 着24:00

参加費

3000円

申込み方法

柳田國男記念伊那民俗学研究所へメールまたは電話で申込みください。
メール inaminken@gmail.com
電話 TEL 080-5108-7487(事務局長 松上)

【付記】

8月26日夜は飯田市街地にある大宮諏訪神社の秋季例祭宵祭りです。 煙火・キオイは19:00~21:00で、自由に見学できます。

お問い合わせ

柳田國男記念伊那民俗学研究所
〒395-0034 長野県飯田市追手町2-655-7 飯田市美術博物館内
TEL.080-5108-7487 (事務局長松上)
FAX.0265-22-5252 (美博)
e-mail inaminken@gmail.com

※新型コロナウイルス感染症の状況によっては、定員の設定や行事の開催日程を変更させていただく場合があります。 最新情報は当ホームページなどで随時ご確認ください。

【終了】2023年度総会および記念講演会、研究発表

 2023年度の研究所総会および記念講演会・会員研究発表会を下記の通り開催します。今回はすべて飯田市美術博物館講堂で行います。講演と研究発表は一般の方も無料で参加できます。また、YouTubeで配信も行う予定です。

期日:2023年5月28日(日)

12:30~13:00 研究所総会

13:30~15:00 記念講演会

(美博文化講座として飯田市美術博物館と共催)

演題:「折口信夫・池田彌三郎の信・遠・三山間地域の研究」

講師:伊藤好英氏(藝能学会会長、飯田市出身、当研究所会員)

※講演会は定員50名、参加希望者は事前申し込みが必須です。5月14日以降に美博(電話0262-22-8118)へお申し込みください。

15:30~16:50 会員研究発表

発表者:伊藤正英氏(三河民俗談話会)

テーマ:「民俗雑誌『設楽』をめぐるひとびと―『夏目一平日記』(早川孝太郎関係抄)を中心に―」

※研究発表の聴講は事前申し込み不要です。

【終了】第5回伊那民俗研究集会「民俗と食文化」

 本年の伊那民俗研究集会は、JR飯田駅前にオープンした「ムトスぷらざ」を会場とし、「民俗と食文化」をテーマに開催します。
 新型コロナ感染症の流行が続いておりますので、体調管理および感染予防対策を万全にしてご参加ください。


チラシPDFは→こちら(約3MB)

期日:2022年8月20日(土)・21日(日)
会場:ムトスぷらざ2階多目的ホール(丘の上結いスクエア内、旧ピアゴビル)
参加費:無料 事前申し込み不要(定員60人)

主催:南信州民俗芸能継承推進協議会・柳田国男記念伊那民俗学研究所
後援:伊那谷研究団体連絡協議会、南信州文化財の会、伊那史学会

内容:
8月20日(土)13:30~16:45
13:30 開会・あいさつ

13:40 講演①「「食」の民俗を考える―南信州の食文化から―」
  講師:小川直之(本研究所所長、國學院大學教授)

14:30 講演②「信州の郷土料理と食文化の変化と伝承」
  講師:中澤弥子(ひろこ、長野県立大学教授 食健康学科)

15:30 研究発表①「かて飯再考―その現代的意義」
  発表者:宮下英美(本研究所会員)

16:00 研究発表②「年中行事食ー餅と白飯を中心として」
  発表者:北原いずみ(本研究所会員)

8月21日(日)9:25~12:45
9:25 開会

9:30 事例発表①「『心覚』にみる飯田の和菓子」
  発表者:近藤大知(飯田市美術博物館学芸員)

10:00 事例発表②「天龍村坂部の行事食」
  発表者:関 京子(南信州交流の輪代表)

10:30 事例発表③「阿智村清内路の伝統野菜」
  発表者:櫻井道治(清内路伝統野菜保存会)

11:00 事例発表③「和合の食文化とコンニャク」
  発表者:吉田 弓(本研究所会員)

11:40ディスカッション
  パネラー:関・宮下・北原・櫻井・吉田/司会:小川

12:20 総括:中澤・小川

※感染症流行の状況により、内容等が変更となる場合があります。
※駐車場が少ないため公共交通機関(JRなど)の利用や乗り合わせにご協力ください。駐車場はファミリーマート横を優先的に利用してください。また、飯田駅南側の市営駐車場(2時間無料)もご利用ください。



【終了】2022年度総会および記念講演会、研究発表

 2022年度総会・記念講演・会員研究発表を以下の日程で開催します。いずれもYouTubeでライブ配信する予定です。記念講演会は前日までに飯田市美術博物館へ電話での参加申し込みが必要です(先着50人)。

期日:2022年5月22日(日)

 12:30~ 研究所総会(会場:飯田市美術博物館講堂)
 13:30~ 記念講演(会場:同上、美博共催)
   演題:「山岳信仰と修験道」
   講師:鈴木正崇氏(慶應義塾大学名誉教授)

 15:00~16:50 研究発表(会場:柳田國男館、申し込み不要)
   テーマ:「『信州随筆』を読む」
   発表者:柳田国男研究会
   内 容:叢書7の成果を発表します。

【終了】第4回 伊那民俗研究集会 「御柱祭と諏訪信仰」

開催趣旨

諏訪信仰は、信濃国一の宮である諏訪大社上社・下社を本社として、日本全国に数多くの分社を抱えるように広がりをみせます。この伊那谷はもちろん天竜川流域にも濃厚に認められ、 各地で多種多様な民俗芸能や民俗行事を育んできました。ここに暮らす人々にとっては最も馴染み深い信仰といえます。
2022年は諏訪大社の式年大祭年にあたり、伊那谷を含む長野県下各地で御柱祭が、そして飯田市街地では飯田お練りまつりが行われます。この機会にこれらの祭りと諏訪信仰について考えます。

パンフレットのPDFデータは→こちら

開催日【8月→10月に変更】

2021年10月9日(土)午後、10日(日)午前

ご参加にあたって

  • 参加費無料、事前申し込み不要。どなたでもご参加いただけます。
  • 会場ではマスクを着用し、ウイルス感染の可能性のある方、咳や発熱、倦怠感体調の優れない方は参加をご遠慮ください。
  • 緊急事態宣言対象区域等にお住まいの方は慎重な判断をお願いいたします。

内容とスケジュール

【1日目】 10月9日(土)
13:30 開会・趣旨説明
13:40~14:20 講演1「御柱祭をどう考えるか」
講師/小川直之(國學院大學教授、柳田國男記念伊那民俗学研究所所長)
14:20~15:00 講演2「中世諏訪神話の生成とその信仰」
講師/青木隆幸(飯田市美術博物館専門研究員)
15:10~15:45 映像上映「平成二十八年丙申年 野池神社の式年御柱祭」(抜粋)
(企画:千代の山を守る会 制作:TV-4 2017年)
解説/櫻井弘人(柳田國男記念伊那民俗学研究所会員)
15:45~16:25 講演1「御柱祭と飯田お練り祭り一御柱祭は風流の祭礼か」
講師/櫻井弘人(同上)
16:30 閉会

【2日目】 10月10日(日)
9:15 開場
9:30 2日目開会
9:35~10:05 研究発表1 「風切鎌は諏訪信仰か」
発表者/今井 啓(柳田國男記念伊那民俗学研究所会員)
10:05~10:35 研究発表2「飯田下伊那のミシャグチ信仰」
発表者/今村理則(伊那谷地名研究会)
10:45~11:15 研究発表3「飯沼郷の御柱祭と三社(別宮)祭-社宮司祭の儀式と伝承-」
発表者/中島正韶(柳田國男記念伊那民俗学研究所会員)
11:15~12:00 ディスカッション
パネラー/青木隆幸・櫻井弘人・今井啓・今村理則・中島正韶
司会・総括/小川直之
12:05 閉会

会場

飯田市竜丘公民館(飯田市桐林505)
※アクセス方法:国道151号桐林交差点を東(天竜川方面)に曲がり、約150m先のT字路を左折してください。

実施主体

主催:柳田國男記念伊那民俗学研究所、南信州民俗芸能継承推進協議会
後援:長野県、南信州広域連合、飯田市美術博物館、日本民俗学会、民俗芸能学会 、藝能学会、伊那谷研究団体協議会、伊那史学会、伊那谷地名研究会

お問い合わせ

柳田國男記念伊那民俗学研究所 〒395-0034 長野県飯田市追手町2-655-7
飯田市美術博物館内 TEL.0265-22-8118 FAX.0265-22-5252
e-mail inaminken@gmail.com

令和3年度長野県地域発元気づくり支援金事業


過去の講座

【終了】総会記念講演会<美博文化講演会>「柳田学と後藤民俗思想史をつなぐ」

レジュメのダウンロードは→こちら

【終了】「天龍川水系・伊那谷の民俗を考える」美博文化講座

 9月5日(土)・6日(日)に予定していた研究所創立30周年記念行事は、初日の総会と研究発表をとりやめ、二日目の櫻井会員と小川所長の講演のみを実施します。なお、小川所長の講演はインターネットを介した遠隔実施となります。
 講演の様子は伊那民俗学研究所のYouTubeチャンネル
 飯田市美術博物館との共催事業のため、午前の部・午後の部それぞれに事前申込みが必要となります。

   
「天龍川水系・伊那谷の民俗を考える」〈美博文化講座〉
9月6日(日) 会場:飯田市美術博物館講堂(飯田市追手町2-655-7)
10:45 午前の部 開場
11:00~12:00 講演「天龍川流域の民俗芸能-中世芸能と近世以降の芸能の分布が示すもの」
  櫻井弘人(飯田市美術博物館専門研究員・本研究所会員)
13:15 午後の部 開場
13:30~14:30 講演「伊那谷の民俗をどう捉えるか」
  小川直之(國學院大學教授・本研究所長)※オンライン講演

講演要旨

「天龍川流域の民俗芸能-中世芸能と近世以降の芸能の分布が示すもの-」  櫻井弘人
 南信州の民俗芸能を中世的な信仰色の強い古い芸能と近世以降の娯楽色の強い新しい芸能に区分して分布図に落とすと、前者は県南の山間地から三河・遠州の県境一帯のいわゆる「三信遠国境地方」に広がり、後者は飯田を中心とした盆地に広がる。これは何を意味するのであろうか。
 その背後にある芸能の性格やそれを支えた社会のあり方、さらに相互や周辺地域との関係などについて探ってみたい。

「伊那谷の民俗をどう捉えるか」  小川直之
 天竜川水系地域は、民俗文化から見ていくと日本の東西文化の境界領域となっている。たとえば正月の歳取魚はブリとサケが混在し、事八日行事が2月と12月にある東日本の西端地域である。しかし一方では、この谷筋は独特な修正会が田楽などとして色濃く根付くなど、文化的には一帯的地域になっている。
 伊那谷は列島文化の分離地域であるとともに、谷筋として同質的地域となっているのであり、このことを具体的に検証してみたい。


<重要>ご参加にあたっての注意事項
  • 参加定員は、午前の部・午後の部それぞれ30人以内となります。
  • 参加を希望される方は、午前の部・午後の部それぞれについて事前申込みが必要となります。8月23日(日)以降に飯田市美術博物館まで電話でお申し込みください(Tel.0265-22-8118 開館日9:30~17:00 月曜日休館)。定員に達し次第締め切ります。
  • 会場ではマスクを着用してください。また、体調のすぐれない方は参加をご遠慮ください。
  • 懇親会・祝賀会は行いません。






【終了】特別例会〈折口講座〉「折口信夫を読み解く」
第4回「「霊魂の話」を読む」

【日 時】 2020年8月22日(土)14:30~
【会 場】 柳田國男館
【講 師】 小川直之所長
【参加費】 500円(資料代として)
 新型コロナウイルスの流行再拡大によって小川所長が来飯できなくなったため、今回はZoomで会場と小川所長をつないでオンライン講義を行います。

講義の録画をYouTubeの伊那民俗学研究所のチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMyZs1Mgjni4yWB4ThASX_w/ 
で配信しています。



第3回伊那民俗研究集会

【終了】「残された写真から地域の民俗を読み解く」

近代以降、日々の生活・行事や祭りなど、さまざまな場面で写真が撮影されてきました。一枚の写真には撮影者の意図以上に、多くの情報が詰まっています。
そうした写真資料をどのように集積・保存し、そして活用したらよいのかを考えます。

期 日:2019年10月13日(日)・14日(月祝)
場 所:飯田市美術博物館講堂
参加費:500円(資料代等)

スケジュール:
【1日目】
13:30 開会・趣旨説明
13:40~14:30 講演1「地域画像アーカイブの可能性」小川直之所長

14:30~16:50
事例発表「伊那谷の貴重な民俗写真とその現状」
 ①市村咸人撮影ガラス乾板(伊坪達郎氏/下伊那教育会)
 ②熊谷元一撮影写真(大石真紀子氏/阿智村役場)
 ③向山雅重撮影写真(小池勝典氏/宮田村教委)
 ④天龍・泰阜の戦前戦後写真(予定)
17:30~19:30
交流会(市内飲食店)※

【2日目】
8:30
柳田国男関連地見学会(オプション)
9:50
開会
10:00~12:00
研究発表
 ①「暮らしの民俗を読む」 今井啓会員
 ②「養蚕の民俗を読む」 松上清志会員
 ③「衣服の民俗を読む」 片桐みどり会員
 ④「塚原琢哉写真と現在の下栗」 野牧和将氏
13:00~13:30
映像上映
「山のまつり―遠山地方の霜月祭」
(岩波映画製作所 1955年)
13:30~14:20
基調講演2
「遠山をめぐる映像と写真
―岩波映画『山のまつり』と塚原写真ほか」櫻井弘人会員
14:40~15:00
総括 小川直之所長

 ※懇親会の参加申し込みは10月9日までにお願いします。

主催:柳田國男記念伊那民俗学研究所/南信州民俗芸能継承推進協議会
後援:長野県南信州地域振興局・南信州広域連合・日本民俗学会

【終了】特別例会〈折口講座〉「折口信夫を読み解く」
第3回「髯籠の話」を読む

【日 時】 2019年8月17日(土)14:30~18:00
【会 場】 柳田國男館書斎
【参加費】 500円(資料代として)
【内 容】
 折口信夫は、日本文化を理解するための理論をいくつも提示しています。今回は、日本の祭りや年中行事の仕組みを知る基本理論といえる「標山(しめやま)」「依代(よりしろ)」を説いた大正4年の論文「髯(ひげ)籠(こ)の話」をわかりやすく読み解きます。


【終了】折口信夫原作・川本喜八郎監督 人形アニメーション
『死者の書』上映・解説会

<川本喜八郎追悼特別企画>

【開催要旨】
 川本喜八郎監督の「死者の書」(2005年)は、民俗学者で国文学者の折口信夫による同名小説が原作です。
この小説は折口の古代研究のエッセンスが詰まっていると評価されており、それを人形アニメーションとして描いた本作は川本監督(2010年8月23日没)の遺作となりました。
折口はこの小説で何を表現したかったのか、それを映像化した川本監督の意図は何だったのかを、わかりやすい講演と映像鑑賞を通して探ります。

【講 師】  小川直之所長(國學院大學教授・同大折口博士記念古代研究所長)
【日 時】  2019(令和元)年8月18日(日)13:30~16:50
【会 場】  飯田市美術博物館講堂 (飯田市追手町2-655)
【参加費】  500円(資料代として)、申し込み不要



【スケジュール】
13:30  開会・挨拶
13:40~ 講演「折口信夫『死者の書』の趣意」小川所長
15:10~ 休憩
15:20~ 「死者の書」上映(70分)
16:30~ 意見交換
16:50  閉会

主催:柳田國男記念伊那民俗学研究所・飯田市川本喜八郎人形美術館
共催:飯田市美術博物館/後援:有限会社川本プロダクション

【同日開催関連イベント】川本作品無料上映会&ミニ川本喜八郎展


【会場】 川本美術館2階映像ホール

【スケジュール】
10:00~10:15 『花折り』
11:00~11:25 『いばら姫またはねむり姫』
12:00~12:20 『道成寺』

※交流ゾーンでは川本喜八郎に関するミニ展示とインタビュー映像を観覧できます


【終了】2019年度伊那民俗学研究所総会、記念講演会


 研究所の総会と記念講演・会員研究発表が以下の日程で行われます。講演会の講師はドイツ文学や昔話の研究で知られる小澤俊夫氏です。喜談書屋で柳田国男に接したエピソードも楽しみです。
★総会の開始時間が変更となりました。ご注意ください★
★記念講演会は混雑が予想されますので、早めの会場入りをおすすめします★

期日

2019年5月26日(日)

会場

飯田市美術博物館講堂

内容

12:00~12:40 研究所総会
13:30~ 記念講演会
      小澤俊夫氏(筑波大学名誉教授)「柳田國男と昔話研究」
15:40~ 会員発表
     片桐みどり「子どもの行事 天神さま」
     今井 啓 「柴刈りと洗濯の民俗」

参加費

無料

終了後に講師を囲んで懇親会を予定しています。参加希望者は5月21日までに事務局へお申し込みください。

【終了】特別例会〈折口講座〉「折口信夫を読み解く」


伊那民俗学研究所では、2018年度からの新しい活動として、月1回の例会を柳田館で開催します。このうち8月と1月は、当研究所の小川直之所長(國學院大學折口博士記念古代研究所長)が折口信夫の著作について講義する特別例会〈折口講座〉として下記の通り実施します。一般の方も申し込み不要で参加できますので、お気軽にご参加ください。

講師より

 折口信夫(明治20年2月11日-昭和28年9月3日)は、日本文化の構成原理や特質について、いくつもの理論を提示しています。「折口学」とも総称されるその学問は、文学、民俗学、芸能史、神道学などいくつもの分野にわたっています。
 たとえば折口が提示した理論のひとつである「まれびと」論は、日本人の心意の深層にある神観念や他界観、さらには文学や芸能の発生にも及んでいます。また「たまふり」「みたまのふゆ」「たましずめ」という鎮魂論は独自のもので、この理論でいくつもの文化事象の意味が理解できるのです。
 今年度から始める折口講座では、折口の論文を読み解きながら、そこに示されている理論の理解を目標とします。講座では短めの論文を選び、1回の講座で1論文を読み通すことをめざします。

スケジュール

第2回「鬼の話」を読む

日時:2019年1月12日(土)14:30~18:00
会場:柳田國男館書斎
参加費:500円(資料代として)

内容:
 奥三河・遠州北部から南信州にかけての地域の祭りに登場する「鬼」を論じたもので、来訪する神である「まれびと」の祭りと、祭りに登場する「もどき」から日本の芸能について論じている。
新野雪祭りの「茂登喜」

新野の雪祭りに登場する「鬼様」


【終了】南信州民俗芸能フォーラムin國學院

昨年の新野の雪祭りに続き、「遠山の霜月祭〈和田〉」をテーマとしたフォーラムを國學院大學で開催します。
 「民俗芸能の宝庫」と呼ばれる長野県南信州(飯田下伊那)に、中央の民俗研究者としていち早く足を踏み入れ、足繁く通った一人が折口信夫です。大正期から昭和戦中期にかけて新野の雪祭りや坂部の冬祭り、さらに県境を越えた奥三河の花祭りや遠州の西浦田楽などを調査し、「まれびと」論を発展させるだけでなく、「翁」や「もどき」の芸能理論を形成しました。
 今回のフォーラムでは、飯田市遠山郷に伝承される遠山霜月祭〈和田〉を取り上げます。冬祭りや花祭りと同じく日本を代表する霜月神楽であるこの祭りを通して、折口の理論を検証し、日本の神楽など神事芸能について考えます。 

日 時:11月10日(土)12:00~17:30 
場 所:國學院大學常盤松ホール(東京都渋谷区東4-10-28)
参加費:無料

主 催:南信州民俗芸能継承推進協議会・國學院大學折口博士古代研究所
共 催:長野県ほか 後援:柳田國男記念伊那民俗学研究所ほか

スケジュール:
 12:00~12:35 プレ記録映像上映「遠山霜月祭 和田」(前半・準備)
 13:00 開会・趣旨説明
 13:15 講演1(総説)「日本の神楽と遠山霜月祭」小川直之
 14:00  実演「遠山霜月祭 和田」遠山霜月祭和田保存会
     ふみならしの舞/祝儀の舞・湯立て・面(水の王・火の王他、猿)/かす舞/金剣の舞
15:10 休憩
15:20 講演2(解説)「遠山霜月祭 和田の特質」櫻井弘人
16:00 記録映像上映「遠山霜月祭 和田」(後半・本祭)
17:30 閉会

チラシ(表)

チラシ(裏)

【終了】第2回伊那民俗研究集会


 昨年に続く第2回として、「コト八日行事と神送り」をテーマにした伊那民俗研究集会を開催します。

  テーマ「コト八日行事と神送り」

趣 旨:
 長野県南信州(飯田市・下伊那郡)には、さまざまな民俗行事が伝承されていますが、その一つに2月と12月の8日前後におこなわれるコト八日行事があります。
 とくに飯田市千代・上久堅・龍江や喬木村富田、飯田市立石・上町などで、集落を挙げてあるいは子どもたちが中心になって行われ、「伊那谷のコト八日行事」として国選択無形民俗文化財となっています。
 コト八日行事は内容が多彩で謎の多い行事ですが、当地域のそれは人びとに災いをもたらす疫病神を外へ追い出すことに重きが置かれています。これと同様の行事は、他の民俗行事や民俗芸能にも色濃く認められます。
 今回の伊那民俗研究集会では、南信州に特徴的なコト八日行事を中心に、盆行事なども含めた神送り行事について、映像によって長野県内の他地域との比較も行いながら、その民俗的な意義について考えます。

主催=柳田國男記念伊那民俗学研究所・南信州民俗芸能継承推進協議会
共催=長野県・長野県教育委員会・南信州広域連合
後援=伊那谷民俗芸能団体連絡協議会・伊那谷研究団体協議会・日本民俗学会・民俗芸能学会・藝能学会・日本映像民俗の会

期 日:10月27日(土)・28日(日)

場 所:飯田市美術博物館講堂

参加費:500円(資料代等として。参加日数にかかわらず同額)

1日目◆10月27日(土)13:00~16:50
13:00開会・趣旨説明
13:10~映像上映・解説
13:10~①飯田市のコト八日行事
記録映像「飯田市のコト八日行事―千代・上久堅・龍江」(制作:飯田市美術博物館 2018年)
解説/櫻井弘人(飯田市美術博物館学芸員)
14:10~②松本のコト八日行事
記録映像「松本のコトヨウカ行事」(制作:文化庁 2008年)
解説/木下 守(松本市博物館長)
15:10~③「長野の春彼岸行事」
記録映像「人形に込めた祈り―長野市大岡地区周辺に伝わる人形送り行事」
(企画:長野市博物館 2011年)
解説/細井雄次郎(長野市立博物館学芸員)
16:10~④「早稲田人形神送り」
記録映像「阿南町の民俗芸能 祭り街道の里あなん」(制作:阿南町 2014年)
解説/岡庭圭佑(柳田國男記念伊那民俗学研究所会員)
16:20~
16:50
⑤「新野の盆踊り」
記録映像「阿南町新野の年中行事」(制作:南信州阿南町新野雪祭等資産化事業実行委員会 2017年)
解説/今井 啓(柳田國男記念伊那民俗学研究所会員)
 
2日目◆10月28日(日)13:00~16:50
8:30~柳田国男関連地見学会(オプション)
9:40開会・挨拶
9:50~研究発表①「長野県のコト八日行事」
三石 稔(長野県民俗の会会員)
10:30~研究発表②「疫病と神送り―新型インフルエンザ流行を中心に」
櫻井弘人
11:10~ 12:10講演「コト八日―儀礼要素と祈りの原質―」
野本寛一(近畿大学名誉教授/元柳田國男記念伊那民俗学研究所所長)
13:00~シンポジウム「コト八日行事を考える」
パネラー:野本寛一・三石稔・木下 守・細井雄次郎・櫻井弘人
コーディネーター:今井 啓
14:50~総括 小川直之(柳田國男記念伊那民俗学研究所所長)
15:10閉会
 
申し込み:集会への参加は申し込み不要。懇親会(会費5000円)および2日目の昼食(祭り街道弁当)を希望する方は1021日(日)までにお申し込みください。

※当日は民俗関係の書籍やDVDなどを販売します。



研究集会チラシ(表)
研究集会チラシ(裏)

【終了】特別例会〈折口講座〉「折口信夫を読み解く」

第1回「祭りの話」を読む

日時:2018年8月18日(土)14:30~18:00
会場:柳田國男館書斎
参加費:500円(資料代として)

内容:
 折口信夫の日本の祭りについての論文はいくつかあるが、「祭りの話」は、そもそも「祭り」とは何であるのか、神の祭祀だけでなく、政治のことをなぜ「まつりごと」というのか、「祭り」の原義を論じている。

新野雪祭りのお登り行列

【終了】飯田市地域史研究事業 民俗報告書7
『飯田・上飯田の民俗2』報告会

 飯田市美術博物館共同開催

■期日:2018年6月24日(日)13:00~16:40
■会場:飯田市美術博物館 講堂
■聴講無料、申し込み不要

■概要
 2013年に発刊された『飯田・上飯田の民俗1』に続き、『飯田・上飯田の民俗2』が本年3月に刊行されました。同報告書では、『1』ではカバーしきれなかった商家の営み、職人、神社・寺院、祭礼、子どもの遊びなどについて調査し、記述しています。
 今回の報告会では、それぞれの調査執筆者が担当分野において見えてきた飯田・上飯田の民俗の特質について報告します。


■発表内容
13:30~ 開会の辞

13:40~ 「飯田の商家の暮らし」 北原いずみ
祇園祭りやえびす講などに「飯田のマチへ行く」ことは、近在の人々にとって大きな楽しみの一つでした。これを支えてきた商家の暮らしを追いながら、時の流れによる変化を見ていきます。

14:10~ 「桶・曲げ物」 松上清志
かつて飯田では桶や曲げ物がさかんに作られていました。飯田における最後の職人と考えられる人物を取り上げ、伝承されてきた技術はどのようなものっだったのかを明らかにするとともに、それを支えていた材料の供給と製品への需要も含めて考えてみます。

「左官業」 中山京子
飯田町に遺る土蔵の「白壁となまこ壁」は左官職人の技によって生み出されたものです。経験豊かな左官職人である勝野平八さんが、土蔵建築の工程や左官業の営みについて語ってくださったので報告します。

14:40~ 「子どもの遊び」 片桐みどり
夢中になって遊んだ子ども時代の経験はいつ思い起こしても楽しく、宝となっています。友だちとのつながりや身体を通して培われたものは知らず知らずのうちに、体力や精神力を養ってきました。聞き取りを中心に昭和30年代ころまでの子どもの遊びや生活について報告します。

15:10~ 休憩

15:20~ 「飯田の寺院」 今井啓
江戸時代から寺町を形成していた飯田の寺院は、昭和22年の大火という大きな試練を乗り越えて現在に至っています。飯田仏教会という横のつながりや寺院ごとの独自の取り組み、年中行事の事例などを紹介します。

15:50~ 「飯田のお練り祭り」 櫻井弘人
今日、飯田下伊那最大のイベントとなっている飯田お練り祭りは、時代とともに大きく変容を重ねてきました。その過程を追いながら、飯田というマチの芸能の特質と、そこから見えてくる飯田の変化についてみていきます。

16:20~ 意見交換

16:40 閉会の辞


【終了】柳田國男記念伊那民俗学研究所2018年度総会および記念講演会(美博歴史文化講座)


 研究所の総会と記念講演・会員研究発表が以下の日程で行われます。総会では所長の交代、新年度の新規事業など重要な議題が諮られますので多くの会員の出席をお願いします。

期日:2018年5月27日(日)

会場:飯田市美術博物館講堂

内容:
 13:00~ 研究所総会
 14:00~ 記念講演会
        小川直之氏(國學院大学教授)「翁ともどき―折口信夫が南信州で考えた事―」
 15:40~ 会員発表
        近藤大知会員「近世後期奥三河における村の流通と商人議定」
        中島悦子会員「下栗の自宅葬」

 発表会終了後、講師や所長を囲んで懇親会を行います。参加ご希望の方は事前に研究所へお申し込みください。

【終了】民俗学入門ゼミ成果論文発表会

  福田アジオ所長が指導する第3期民俗学入門ゼミは、成果論文発表会を2018年3月11日(日)に柳田國男館で開催します。ゼミ生5人が、それぞれの視点で行った研究の成果を発表します。聴講自由。

期日:2018年3月11日(日)

時間:15:30~18:00

会場:柳田國男館

発表者と論文題目(順不同):
内山文世「伊那谷の昆虫食―阿智村の昆虫食を中心に―」
宮下英治「『熊谷家伝記』諸本の異同と系統」
今井啓「足型ストップマークに見る地域意識と安全への祈り―飯田下伊那の事例を中心に―」
湯澤直人「飯田下伊那の無尽―二つの例から―」
岡庭 圭佑「遠山郷上村におけるメデタ(祝い歌)習俗と婚礼」

【終了】2017年11月25~26日 伊那民俗研究集会


 福田所長の連続講座に代わり、2017年度から「伊那民俗研究集会」を開催いたします。
 会員・非会員を問わず、民俗に関心のある方のご参加を広くお待ちしています。
(掲載内容を一部修正・補足しました 2017.10.24)

名 称 第1回伊那民俗研究集会
テーマ「年中行事を考える」
主 催南信州民俗芸能継承推進協議会/柳田國男記念伊那民俗学研究所
共 催長野県/長野県教育委員会/南信州広域連合
後 援伊那谷研究団体連絡協議会
日 程2017年11月25日(土)・26日(日)
会 場飯田市美術博物館講堂
参加費 500円(参加日数にかかわらず同額。資料代等込み)

開催趣旨

 飯田下伊那地方は、民俗芸能をはじめ今も多様な民俗文化が継承されています。しかし生活様式や社会情勢の変化により、それらは急激に変容し失われつつあります。民俗文化を持続することの意義を問い直す機会として「伊那民俗研究集会」を開催します。

 初回となる今回は、かつて一年の歳時のなかで各家庭を中心にして当たり前に行われていた年中行事について考えます。現在もしっかりと受け継いでいる天龍村坂部と阿南町新野の事例を、克明に記録した2本の映像で振り返ります。あわせて、現在の年中行事の研究を周辺や全国的な視野も加えながら、その意義を問い直し、これを伝承する意義などについて、皆で考えます。

 日々の暮らしの中で先祖が敬い、神仏に祈りと感謝を捧げ、家族があい和しての生活…今の私たちはそこから何を学び、今に活かすことができるのでしょうか。きっと日々の暮らしぶりを見直す機会になることでしょう。ぜひご参加ください。

内容・スケジュール
11月25日(土)
10:00~12:10映像上映「天龍村坂部の年中行事」(プレ企画、解説あり)

長野県下伊那郡天龍村坂部における年中行事の記録。関家を中心とした家の行事を柱に、「冬祭り」(国指定重要無形民俗文化財)や「五度の祭り」「ブサ祭り」「掛け踊り」(国選択無形民俗文化財)などを折り込みながら、坂部の一年を追います。
(制作:天龍村霜月神楽等資産化実行委員会 2015)
13:00~講演「年中行事研究の今」
福田アジオ所長

 毎年繰り返される年中行事は人びとの生活にリズムをつけ、大きな楽しみを与えてきました。ところが近年急速に失われるとともに、その意味も忘れられつつあります。改めて年中行事の意味を考え、今後のあり方を模索します。
13:50~16:40研究発表

【1】 「南信州の盆行事の移り変わり」 
北原いずみ(当研究所会員)


 年中行事は戦後、特に高度経済成長や昭和36年の三六災害を大きな境として簡略化の一途をたどっています。飯田とその周辺・遠山地域での盆行事の移り変わりを追いながら、先人の先祖に対する思いを探ってみます。

【2】 「年中行事にみる民俗連鎖―正月行事を中心に―」 
櫻井弘人(美博学芸員・当研究所会員)

 一年の豊作や安泰を願う正月行事。そこで飾られる門松や供え物などは、その時だけでなく、一年間の他の行事や集落の祭りへと連鎖します。新野・坂部・下久堅の事例を中心にして、年中行事の奥深さを探ります。

【3】 「長野県の特色的行事―儀礼食を中心に―」
倉石あつ子
(元跡見学園女子大学教授・安曇野市豊科郷土博物館新市立博物館準備室)

 長野県は南北に長く、北・東・中・南信地方と地域を区分して表現されます。広い長野県内で、種々行われる行事や儀礼の中での特色的な食べ物を取り上げ、風土や地域性とのかかわりを考えてみます。

【4】 「愛知県東栄町の正月行事―杉野家年中行事記録から―」
板橋春夫(日本工業大学教授)


 北設楽郡東栄町河内の杉野みつ子家は、毎年ていねいな正月行事を執行しています。みつ子さんが行事を遂行する際の苦労話を紹介しながら、花祭りで知られる奥三河地域における正月飾り儀礼の特色について論じます。
17:30~交流会
(費用5000円、参加希望者は11月18日までにお申し込みください)
11月26日(日)
8:30~6:30 柳田国男関連地見学会(オプション)

飯田市街地の柳田国男ゆかりの地を巡り歩きます。

集合場所:飯田市美術博物館第1駐車場)
案内:宮下英美(当研究所会員)ほか
9:40~12:30 映像上映「阿南町新野の年中行事」(解説あり)

 長野県下伊那郡阿南町新野における一年間の年中行事の記録。「便所の年取り」で知られる勝野家を中心とした家の行事を柱に、「雪祭り」「盆踊り」(ともに国指定重要無形民俗文化財)や新野の神楽、行人様の祭りなどを織り込みながら、新野の一年を追います。
(制作:南信州阿南町新野雪祭等資産化実行委員会 2017)
13:20~15:20 シンポジウム「年中行事を考える」

パネラー:板橋春夫、福沢昭司(長野県民俗の会会員)、櫻井弘人、北原いずみ
コーディネーター:今井啓(当研究所会員)

年中行事とは何か。その地域的広がりや変化を探りながら、それを継承することの意味を探ります。

「年中行事とは何か」 福沢昭司

トキはさらさらと流れ、そのままでは認識できません。認識できないトキに印をつけ、誰もが認識できるようにしたのが年中行事だといえるでしょう。。距離に目を見える形にした一里塚のようなものです。
15:20~15:30 閉会・総括

※2日目昼食について
「三遠南信交流の輪」による「まつり弁当」(1000円)の予約注文をお受けします。
ご希望の方は11月18日(土)までに研究所へお申し込みください。
阿南町新野 勝野家の「便所の年取り」
飯田市下久堅三石家の小正月飾り

研究集会チラシ


 

【終了】柳田國男記念伊那民俗学研究所総会記念講演会(美博歴史文化講座)



「民具と俗信」
―吉凶をめぐる心意伝承―


講師:常光徹先生(国立歴史民俗博物館名誉教授)
日時:2017年5月28日(日) 13:30~15:20
会場:飯田市美術博物館 講堂
聴講無料:事前申し込み不要

講演要旨

「箸で茶碗をたたいてはいけない。貧乏神が来る」「悪いものに取り憑かれたら鍋蓋であおぐとよい」「長居の客には箒を立てる」など、身近な道具にまつわる言い伝え(俗信)は多い。道具は実用的な働きだけでなく、災禍を除去し平穏を求める人々の切実な願いと深くかかわって呪的な力を発揮してきた。各地の俗信を紹介するとともに、その背後に横たわる民俗的な意味について述べてみたい」(講師より)

伊那民俗学研究所研究発表会


常光先生の講演に続いて、同会場で研究所会員による研究発表を行います。あわせてご参加ください。

日時:5月28日(日) 15:30~17:00

「子どもの遊び」
発表者:片桐みどり

「遠山郷上村におけるメデタ(祝い歌)習俗と婚礼」
発表者:岡庭圭佑

発表会終了後は常光先生と福田所長を囲む懇親会を行います。参加ご希望の方は事前に研究所へお申し込みください。

【終了】第5期民俗学入門講座・第3期民俗学入門ゼミナール


 福田アジオ所長による第5期入門講座と第3期ゼミナールを2016年11月から2017年4月まで、それぞれ全6回の日程で開催します。
  毎回の講義終了後は福田所長を囲んでの懇親会も行われます。福田所長による入門講座は本年度が最終回となる予定ですので、ふるってご参加下さい。

【1】入門講座


テーマ「現代日本を民俗学から考える」

講師より
 民俗学は古くさい昔の事柄を詮索する学問と思われる傾向がある。民俗学が歴史を明らかにしようとして成立してきたのであるから、内容に昔のこと、古いことが含まれているのは当然である。
 しかし、現代にいたる道筋を明らかにすることで歴史の意味も明らかになる。古い昔のことにばかり関心を集中させ、そのために材料も今は見られないような自称ばかりをさぐっていたのでは、多くの人の関心の外に置かれ、見捨てられてしまう。
 今回の入門講座は、今までの民俗学の成果を参照しつつ、現代社会・現代生活のなかにみられるありふれた事象を取り上げて、その急激な変化の意味を考えたい。
第4期講座の様子

第1回 2016年 11月19日(土) 3・11以降の社会と民俗学【終了】
第2回 12月17日(土) 家族の変化・先祖の変化【終了】
第3回 2017年 1月21日(土) 現代の商品流通と民俗【終了】
第4回 2月18日(土) 学校の怪談・都市伝説【終了】
第5回 3月18日(土) 民俗を活用する現代【終了】
第6回 4月15日(土) 風俗研究が民俗学か


【2】第3期入門ゼミナール

民俗学に興味を持ち、「自分でもやってみたい」という皆さんのためのゼミナールです。
 過去の入門講座やゼミナールを受講していない人でも、意欲があり民俗学の入門書などで事前学習できる方なら参加可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

テーマ:伊那谷の現代生活に民俗を考える
  • 日時:2016年11月~2017年4月の毎月第3土曜日 15:30~17:30
  • 会場:柳田國男館2階
  • 講師:福田アジオ(本研究所長・国立歴史民俗博物館名誉教授)
  • 受講料:全期3000円(初回に一括徴収入)
  • 定員:10名前後(若手歓迎)
  • 申込:e-mail(inaminken@gmail.com)もしくはハガキに氏名、連絡先(住所等)を明記して当研究所にお申し込み下さい。
  • 申込締切:2016年11月12日(土)
内容:(全6回、延長する場合もあり)
第1回 2016年 11月19日(土) 現代生活のなかにみる民俗発見(共通認識を獲得し、各人の課題を設定)
第2回 12月17日(土) 研究方法の取得のため論文を読む(参考となる先行論文を読む)
第3回 2017年 1月21日(土)
第4回 2月18日(土) 各人の課題を研究する(資料収集と分析の経過報告)
第5回 3月18日(土)
第6回 4月15日(土) 研究発表(各人の研究成果を報告)

第2期ゼミナールの様子

授業概要

民俗学は遠い過去のことだけを扱うのではない。むしろ現在人々の生活のなかに伝承されている民俗を調査研究する学問である。現代の飯田や伊那地方の生活のなかであたりまえに行われている事象を、各人の経験・体験・伝聞からとりだして、その意味を考える。各人は自己の課題について見解をまとめたレポートを作成する。

2016年度 伊那民俗学研究所総会&記念講演会【終了しました】


場所:飯田市美術博物館 講堂
期日:2016年5月22日

12:30~13:15
2016年度総会

13:30~
会員研究発表(一般聴講自由)
櫻井弘人会員「三遠南信地域のシカウチ神事と諏訪信仰」

15:00~
記念講演(美博民俗講演会・一般聴講自由)
野本寛一氏 「民俗学の振幅」

昨年の文化功労者に選ばれた野本寛一前所長に講演をいただきます。講演会の後、総会の懇親会を兼ねて前所長の受彰祝賀会を行う予定です。

【終了】2015年度入門講座・ゼミナール開催のお知らせ


 福田アジオ所長による第4期入門講座と第2期ゼミナールを2015年10月から2016年3月まで、それぞれ全6回の日程で開催します。
 毎回の講義終了後は福田所長を囲んでの懇親会も行われます。
 ふるってご参加下さい。

【1】第4期入門講座(講義)


テーマ:柳田国男の民俗学・その仮説を学ぶ
  • 日時:2015年10月~2016年3月の毎月第3日曜日 18:00~19:30
  • 会場:柳田國男館(飯田市美術博物館敷地内)
  • 講師:福田アジオ(本研究所長・国立歴史民俗博物館名誉教授)
  • 受講料:1回500円
  • 申込:不要
※現在、飯田市美術博物館の第3駐車場は工事により使用できません。美博第1、第2駐車場をご利用下さい。(2015年12月現在)

内容:(全6回)
第1回 2015年 10月18日(日) 柳田国男における民俗学の展開
第2回 11月15日(日) 色・音・匂いにも歴史
第3回 12月20日(日) 主婦と巫女
第4回 2016年 1月17日(日) 子どもの神聖性
第5回 2月21日(日) 祭りから祭礼へ
第6回 3月20日(日) 祖霊と穀霊


福田所長より

従来柳田国男を学ぶという場合は、彼の思想に重点を置くことが多かった。彼の歴史認識、危機意識、使命感などに注目して、著述を読み解くのが基本的方法だったと言える。今回は思想としてではなく、彼が民俗学の著作で提示した具体的な解釈・仮設を整理検討し、その独創性を評価し、また問題点を考えたい。



【2】第2期入門ゼミナール


 民俗学に興味を持ち、「自分でもやってみたい」という皆さんのためのゼミナールです。
 過去の入門講座やゼミナールを受講していない人でも、意欲があり民俗学の入門書などで事前学習できる方なら参加可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

テーマ:伊那谷の民俗を学ぶ

  • 日時:2015年10月~2016年3月の毎月第3日曜日 15:30~17:30
  • 会場:柳田國男館2階
  • 講師:福田アジオ(本研究所長・国立歴史民俗博物館名誉教授)
  • 受講料:全期3000円(初回に一括納入)
  • 定員:10名前後(最大15名、若手歓迎)
  • 申込:e-mail(inaminken@gmail.com)もしくはハガキに氏名、連絡先(住所等)を明記して当研究所にお申し込み下さい。
  • 申込締切:2015年9月30日(水)

内容:(全6回、延長する場合もあり)
第1回 2015年 10月18日(日) 伊那谷の民俗とその研究(福田の講義、対象論文・報告の検討)
第2回 11月15日(日) 毎回2本の論文・報告を読む。当番が内容、主張・仮説、問題点を整理したレジメを作成して報告し、受講者全員で検討する。
第3回 12月20日(日)
第4回 2016年 1月17日(日)
第5回 2月21日(日)
第6回 3月20日(日) 自己の研究課題を報告

授業概要

入門講座を受講して柳田国男や民俗学に関心を抱き、さらに一歩進んで自ら民俗学を研究したいという人が、そのための素養、知識、方法を獲得することを目指すゼミナール。具体的には、伊那谷(上伊那・下伊那)の民俗に取り組んだ基本的な論文や報告をとりあげ、それを読み解き、伊那谷の民俗についての知識を獲得し、あわせてその検討を通して調査研究法を学ぶ。

リーフレットのPDFファイルは→こちら


【終了】美博民俗講座「天龍村坂部の年中行事と冬祭り」


  • 日時:2015年12月20日(日)10:00~16:30
  • 講師:櫻井弘人(本研究所会員・美博学芸員)
  • 会場:飯田市美術博物館講堂
  • 申込:不要(聴講無料)
講座内容
 長野県下伊那郡天龍村は、国指定重要無形民俗文化財や掛け踊りをはじめ、年中行事やさまざまな民俗行事が大変豊かに伝承されている地域です。とりわけ『熊谷家伝記』で知られる坂部には、冬祭りや掛け踊りはもちろん、「五度の祭り」や年中行事などがしっかりと受け継がれています。今回の講座では、「天龍村霜月神楽等資産化委員会」が制作したDVDを上映するとともに、その特徴を解説します。
第1部 映像上映「天龍村坂部の年中行事」(120分) 10:00~12:00
第2部 映像上映「坂部の冬祭り」上映(132分) 13:00~15:20
第3部 講演「天龍村坂部の年中行事と冬まつり」 15:30~16:30





【終了】美博民俗講座「家庭の味から店の味へ―ヤキモチとゴヘイモチ」


  • 日時:2015年7月19日(日)13:30~
  • 講師:宮下英美(本研究所会員)
  • 会場:飯田市美術博物館講堂
  • 申込:不要(聴講無料)
講座内容
 一般的に郷土食と言われているものにヤキモチ(オヤキ)とゴヘイモチがある。ヤキモチは普段の間食やオヤツとして、ゴヘイモチは特別なときの御馳走として食された。どちらも時代とともに商品化されて店頭に並ぶようになり、各家庭の味はしだいに遠のいてきた。今回の講座では、伊那谷の生活文化であった2つの食の特徴と変遷を追ってみたい。(講師より)
 

【終了】総会記念講演会(飯田市美術博物館と共同開催)

「自然災害と怪異伝承 -民俗知の活用を考える-」

2015年5月24日(日)13:30~15:30
講 師 : 小松和彦氏(国際日本文化研究センター所長)
会 場 : 飯田市美術博物館 講堂
聴 講 : 無料、事前申し込み不要 (※一般の方も聴講できます)

【講演要旨】
 このところ日本では自然災害が続いている。例えば、昨年の長野県南木曽町や広島市八木の土石流災害。興味深いことに、こうした災害報道では、「蛇抜け」といった「民俗知」とでも呼びうる地元の伝承にまで説き及んでいた。
 しかしながら、民俗学に親しんできた私からみれば、その報道にもどかしさを感じるとともに、民俗学の非力を痛感せざるをえなかった。
 民俗学は厖大な災害伝承の調査報告の蓄積をもっている。しかし、それらは忘却の一途をたどっている。民俗学者でさえも、一部の研究者を除き、そのことを忘れているようである。
 それを今一度発掘して現代に浮上させ、研究を活性化させるとともに、さらにそれを広く活用してもらうにはどうすればいいのか。私なりの考えを述べてみたい。
【講師紹介】
小松和彦(こまつかずひこ)氏

1947年東京都生まれ。東京都立大学大学院(社会科学研究科)博士課程修了。信州大学教養学部助教授、大阪大学文学部教授等を経て、現在、国際日本文化研究センター所長。専門は民俗学、文化人類学。鬼、妖怪、呪術、憑依といった日本文化の奥深くに潜む「闇」を透視し、日本人の心性を浮かび上がらせる特異な文化論を展開している。主な著書に『神々の精神史』『憑依信仰論』『異人論』『悪霊論』『神隠しと日本人』『妖怪学新考』『百鬼夜行絵巻の謎』『呪いと日本人』など。



【終了】柳田國男記念伊那民俗学研究所 第3期入門講座


第3期入門講座は「日本の民俗学-民俗学を築いた人びと」と題して、全6回の講義を行います。2014年11月から4月までの毎月第3日曜日18時開始、19時半終了。非会員の一般者も聴講でき、事前申込は不要です。各講義後に講師を囲んで直会(食事会)を行います。
また、今回は講義に先立って「ゼミナール 民俗学研究入門」も併せて開催します。こちらは自分自身で研究をしてみたい方を対象にしたゼミナール形式で、事前申込が必要です。
詳細は下記、もしくはチラシ(PDF形式 約1MB ここをクリックしてファイルをダウンロード)をご覧下さい。

【1】講義 日本の民俗学―民俗学を築いた人びと 全6回(講師:福田アジオ 他)


講師より 日本の民俗学は柳田国男という超越的な指導者を抜きには考えられない。柳田国男の存在は大きく、民俗学の内容は柳田個人の思想、危機意識、使命感と深く結びついている。しかし、民俗学形成期には柳田とは異なる立場や方法で民俗学を構想した意欲的な人びとがいるし、柳田の民俗学確立過程に柳田に協力しつつ個性的な活動をして柳田とは異なる民俗学を目指した人物もいる。今回は、それらの個性的、独創的な民俗学研究者を取り上げ、いくつもの民俗学の可能性を考えてみたい。
そして、民俗学研究者を輩出させた伊那谷地方における民俗学の開拓者たちについても取り上げ、その功績を明らかにしたい。

○講座内容

・第1回2014年11月16日(日)
18:00~19:00「民俗学形成過程と研究者群像」福田アジオ
19:00~19:30「伊那谷の民俗学を拓いた人々」櫻井弘人

・第2回   12月21日(日)
18:00~19:00「鳥居竜蔵-土俗と土俗会」福田アジオ
19:00~19:30「岩崎清美-伊那谷民俗学の草分け」橋都正

・第3回2015年1月18日(日)
18:00~19:00「南方熊楠-古今東西を対象に」福田アジオ
19:00~19:30「向山雅重-くらしを聞きとる」寺田一雄

・第4回    2月15日(日)
18:00~18:30「水野都沚生-下層の人々への思い」松上清志
18:30~19:30「折口信夫-直感から仮説へ」福田アジオ

・第5回    3月15日(日)
18:00~18:30「松山義雄-孤高の山国ロマン」今井啓
18:30~19:30「中山太郎-文字の世界へ」福田アジオ

・第6回    4月19日(日)
18:00~18:30「後藤総一郎-常民の学問をめざして」高橋寛治
18:30~19:30「宮本常一-個人からの民俗学」福田アジオ

○会場

柳田國男館(飯田市美術博物館敷地内)

○聴講料

1回500円 事前申し込み不要(当日は会場へ直接お越し下さい)




【2】ゼミナール 民俗学研究入門(指導 福田アジオ)【※募集は締めきりました】

講師より 民俗学は野の学問として形成され、発展してきた。職業的な専門研究者が研究を独占する学問ではない。入門講座などで民俗学について興味をもった人たちが、さらに一歩進めて自ら研究するようになるための機会を設ける。民俗、特に伊那谷で見られる民俗について疑問を抱いたり、興味を持ったことについて課題を設定し、自ら資料を集め、それを整理検討し、答を出し、研究成果としてまとめる、自ら調べ・自ら考えるゼミナールを行う。

○日時

講義と同日 15:30~17:00

○会場

柳田國男館2階

○参加費

3000円(6回分 1回目に徴収)

○定員

10人前後(若手歓迎)要申込

○申込先

e-mailもしくはハガキに氏名、連絡先(住所等)を明記して柳田國男記念伊那民俗学研究所にお申し込み下さい。

○申込締切

2014年11月10日(月)

【※募集は締めきりました】

講師/指導

福田アジオ
1941年三重県生まれ。柳田國男記念伊那民俗学研究所所長。国立歴史民俗博物館名誉教授。
〔近著〕『現代日本の民俗学 ポスト柳田の50年』(吉川弘文館2014年)、『名所図会を手にして東海道』(御茶の水書房2011年)『日本の民俗学「野」の学問の200年』(吉川弘文館2009)ほか。