最新のお知らせ

7月26日(土)15:00~特別例会民俗学講座「柳田國男『明治大正史世相篇』を読む」① 小川直之所長。資料代500円。一般の方も参加できます。

2025年7月7日月曜日

『柳田國男と南信州 ―三遠信の民俗研究―』を刊行します

本年(2025年)は、柳田國男が明治8年(1875)7月31日に誕生して、ちょうど150周年にあたります。そこで、「柳田國男記念」を冠する当研究所では、それを記念した書籍『柳田國男と南信州 ―三遠信の民俗研究―』を刊行することにしました。
本書では、柳田の民間伝承・民俗へのまなざし、飯田・南信州での足跡や交流などについて、奥三河、北遠州も含めて見つめなおすことを目的としました。
國男は養嗣子として飯田を本貫地とする柳田家に入り、その当主となりました。柳田にとって飯田・南信州はどのような地だったのかという問いをもって執筆し、編んだのが本書です。
本研究所会員には会員特価で頒布します(無料配布はありません)。
『柳田國男と南信州 ―三遠信の民俗研究―』
2025年7月31日発行
編:柳田國男記念伊那民俗学研究所
執筆者:小川直之・櫻井弘人・近藤大知・松上清志
特別寄稿:野本寛一・福田アジオ
発行:柳田國男記念伊那民俗学研究所
A5判232ページ
頒価:一般価格2,000円/
   会員価格(送料込み)1,500円、(送料なし)1,300円
   ※会員価格での購入は1会員1冊限りとなります。
ISBN978-4-9908692-8-1 C1039

■目次

第一章 柳田國男の旅と学問手法
     *柳田國男の継承  野本寛一
第二章 柳田國男と信州飯田
     *柳田國男の書斎  福田アジオ
第三章 南信州の民間伝承研究の始動と展開
第四章 郷土研究と信州
第五章 三遠信への関心と民俗研究
第六章 柳田國男と折口信夫・早川孝太郎 ―三遠信でのつながり―
第七章 『信州随筆』と『東国古道記』
資料 柳田國男・伊那民俗学研究所関係

ご注文方法

ネットからのご注文の場合

  申し込みフォーム もしくはメール inaminken@gmail.com から氏名・住所(送付先)・連絡先(電話番号およびメールアドレス)・希望書籍名と部数をお知らせください。
折り返し担当者よりご連絡を差し上げます。書籍はスマートレター等で発送しますので、同封の払込用紙に従って代金(送料込み)を指定の口座にご入金ください。振込手数料はご負担ください。




柳田國男館でも販売します

当研究所の活動拠点である柳田國男館(飯田市美術博物館敷地内)でも販売します。土・日曜日、祝日の9:30~17:00に開館しています。

2025年4月22日火曜日

5月25日(日)に総会と関連行事を行います

当研究所の総会および記念講演会・会員発表会を下記の通り開催します。法人格を取得してから初めての総会となりますので、多くの皆さんのご参加をお願いします。

会員の皆さんには総会の出欠確認葉書(委任状)をお送りしていますので、必ず返送をお願いします(5月19日必着)。 

記念講演会(飯田市美術博物館と共催)では、日本民俗学会の前会長で現在は福島県で漁業に従事している川島秀一氏をお招きします。
研究発表では、小川所長を含む3名が発表を行います。

講演会と研究発表は一般の方も参加できます。ただし講演会は事前申込が必要ですので、5月10日以降に飯田市美術博物館(電話0265-22-8118)へお申し込みください。


日程と内容

期日:2025年5月25日(日)

会場:飯田市美術博物館講堂

12:30~13:10 総会(会員のみ参加)

13:30~15:00 記念講演会

演題:「人知れぬ海のいのち―自然を生きる漁師の心意―」

講師:川島秀一氏(東北大学災害科学国際研究所シニア研究員)

15:10~16:40 研究発表(各30分)

➀「柳田國男の「感性の歴史」論」小川直之所長

➁「一八世紀の飯田町における馬問屋の商業について」野池優太会員

➂「令和の花祭・花宿見聞録」羽田友行会員


2025年2月6日木曜日

2025/2/22(土)小川所長の民俗学講座「「節供」とは何か」を開催します

小川所長による特別例会を下記の通り開催します。 
私たちが知っているようで知らない節句=節供についての講義です。
会員はもちろん、一般の皆さんもぜひご参加ください。

 特別例会<民俗学講座>
 「節供」とは何か

講師:小川直之所長(國學院大學名誉教授)
日時:2025年2月22日(土)15:00~17:00 
会場:柳田國男館(長野県飯田市追手町2-655
資料代:500円
申し込み:不要

内容:
今いう「節句」は、江戸時代初めまでは「節供」で、これが本来の表記です。
徳川幕府は人日、上巳、端午、七夕、重陽を「五節供」と定めて祝日としましたが、これらはいずれも平安時代にも行われていました。
それぞれの節供は、その後、意味内容が変わって現在に至っています。
女児の雛祭り、男児の端午飾りは中世末以降に広まり、七夕の短冊飾りは江戸時代中期以降で、それぞれの節供のこうした変化と、もとの意味について、民俗学の観点から講じていきます。(講師より)
雛人形と桃の節供

小川所長