最新のお知らせ

2021年6月26日(土)15:00から柳田國男館で例会を開催します。近藤大知会員「西浦田楽の伝承と構造」。You Tubeでライブ配信も行います。

2021年5月19日水曜日

【報告】 2021年度総会と講演会・研究発表

 2021年5月16日、 2021年度総会と講演会・研究発表を開催しました。

2021年度総会

 昨年度は書面での議案承認となりましたが、今回は飯田市美術博物館講堂で開催し、14名が出席しました。

 2021年度事業では、「諏訪信仰」をテーマとした第4回伊那民研集会を8月28日(土)・29日(日)にエス・バード(飯田市座光寺)で開催することや、2022年に予定されている日本山岳修験学会飯田大会に向けて実行委員会を設置することなどが承認されました。

 また、前年度の寄付金で購入した物品の貸し出し規約を定めること、研究所に200万円の寄付をしてくださった会員を名誉会員に推挙することなどもあわせて承認されました。

2021年度総会資料の閲覧・ダウンロードは→こちら


記念講演会(美博文化講演会)

 幻となった昨年の30周年記念大会で研究発表を予定していた小田富英氏が「柳田学と後藤民俗思想史をつなぐ-『信州随筆』と『遠山物語』を中心に-」と題して講演。

 コロナ対策のため聴講者は50人限定かつZoomを使用してのオンライン講演となりましたが、キャンセル待ちも出るなど盛況となりました。

講演要旨

 飯田で出版された柳田國男の『信州随筆』には、柳田の様々な予想・仮説が盛り込まれている。柳田はこの本で、決まった結論を学ぶ「答えの学問」ではなく、予想・仮説を立ててそれを実証する「問いの学問」への転換を長野県の人々に訴えた。

 一方、遠山(飯田市)出身の後藤総一郎(明治大学教授・伊那民研初代所長)は、画期的な自治体史『南信濃村史 遠山』や名著『遠山物語』、そして住民が身銭を切って学ぶ「常民大学」などを通じ、柳田の理念を実践しようとした。

 柳田も後藤も、学問は「運動」であると考えていたと言っていい。(文責:今井啓)


会場で配布されたレジュメは以下よりダウンロードできます。

こちら

会員研究発表

 講演会の終了後、会場を柳田館に移して開催。15人が参加しました。

 湯澤直人会員は「飯田下伊那における無尽」と題し、親睦や異業種交流を目的に行われている現代の「無尽」について、無尽金のやりとりの仕組みなども含めて詳しく報告しました。

 松上清志会員は「唯一の地方出版『信州随筆』を読む」と題し、柳田国男研究会で進めている『信州随筆』読み込みの成果を発表しました。


2021年5月12日水曜日

2021年度総会および記念講演会、研究発表のお知らせ

 2021年度総会・記念講演・会員研究発表を以下の日程で開催します。いずれもYouTubeでライブ配信する予定です。記念講演会は参加申し込みが必要です。

期日:2020年5月16日(日)

12:30~ 総会(会場:飯田市美術博物館講堂)

13:30~ 記念講演(会場:同上、美博共催)

演題:「柳田学と後藤民俗思想史をつなぐ-『信州随筆』と『遠山物語』を中心に-」

講師:小田富英氏(『柳田國男全集』編集委員・日本地名研究所『地名と風土』編集長)

   ※講演はオンラインで実施します

15:00~16:50 研究発表(会場:柳田國男館、申し込み不要)

「飯田下伊那における無尽」湯沢直人

「唯一の地方出版『信州随筆』を読む」松上清志



2021年5月11日火曜日

【報告】2021年4月例会 「伊那谷写真をどう活用するか―『伊那民研叢書』6の刊行から―」

 3月に発刊した伊那民研叢書6『写真から見る伊那谷の近代と地域民俗』の執筆陣(会員)が発表と討論を行いました。

 序章を担当した小川所長は、今回の叢書6について、市村咸人ら先人が残した伊那谷の近代写真を一同に理解し、画像資料で行う地域研究の出発点になると述べました。

 討論会では、「なぜ熊谷元一は写真を撮ったのか」「記念写真の持つ意味とはなにか」「今後の写真活用に必要なものはなにか」といった小川所長の問いかけに対し、各発表者がそれぞれの見解を述べました。発表者からは、聞き取りによって写真情報を補完することの必要性、それらを整理しデータベース化して広く利用可能にすることの重要性を強調する声が多く出されました。

 小川所長は、記念写真は家や個人の「歴史」を文字に頼らずに刻む手段であり、デジカメやスマホの普及はその意味でも画期的なことであるとし、何気なく撮った写真が50年後、100年後に重要な意味を持ってくると指摘しました。


 叢書6は頒価1000円。飯田市美術博物館および柳田館、平安堂(飯田店・座光寺店・伊那店)などで販売しています。
 購入申し込みはメールでも受け付けています。

 目次等は出版物のページをご覧ください。