最新のお知らせ

2024年5月26日(日)に2024年度の総会と記念講演会および研究発表会を美博講堂で行います。

2018年8月2日木曜日

【報告】「美博まつり」でワークショップを行いました

 2018年7月28日(土)・29日(日)に飯田市美術博物館で行われた「美博まつり」で、当研究所は七夕飾り作りなどのワークショップを行いました。
 会場となった柳田國男館では、高森町の朗読サークル「たんころりん」の皆さんによる民話朗読なども行われ、多くの親子連れで賑わいました。


 柳田館のホールには、笹飾りとともにサトイモの葉、夏野菜、硯などを展示。来館者がサトイモの葉の露で墨をすり、短冊に願いごとを書けるように飾り付けました。

ワークショップ
 思い思いの七夕飾りと短冊を作り、笹の枝に飾って持ち帰ることができるワークショップは子どもたちに好評でした。

七夕行事のビデオ上映
 書斎では、DVD「新野の年中行事」から七夕の部分を抜粋して上映し、この地方の伝統的な七夕行事を解説しました。

「たんころりん」の公演

 また、高森町を拠点に活動する朗読サークル「たんころりん」の皆さんが、河童にまつわる昔話や「銀河鉄道の夜」など夏らしい作品を読み聞かせてくれました。

 なお、サークル名「たんころりん」は、収穫されない柿が变化した妖怪として水木しげるの妖怪画などで有名ですが、これは柳田國男が戦前にこの書斎で開いた「民間伝承の会」の機関紙『民間伝承』3巻12号(1938)で、柳田が「タンタンコロリン」という仙台の伝承を紹介したのが始まりです。

 それまでの猛暑も少しやわらぎ、飯田城址の樹々を抜けて館内に入ってくる風が心地よい2日間でした。

2018年8月1日水曜日

【報告】『飯田・上飯田の民俗2』調査報告会を開催

2018年6月24日、飯田市美術博物館講堂で民俗調査報告書『飯田・上飯田の民俗2』の調査者による報告会が行われました。約40人が出席し、調査者6人の報告に耳を傾けました。
子どもの遊びについて報告した片桐会員

報告会には約40人が参加

講評する小川所長

 小川所長は、「その土地に生きてきた過去の人々の喜怒哀楽を明らかにするためには民俗調査が重要。今回の報告の中には、これからの飯田下伊那を作っていくヒントがある。これをスタートとして、さらなるステップに進んでほしい」と講評しました。