最新のお知らせ

2024年3月23日(土)15:00から柳田館で通常例会「おさま甚句はどこからはよた♪三州振草下田の盆踊り」(宮下英治会員)を行います。

研究所概要

(1)研究所の目的
(2)設立年月日
(3)研究所設立の経緯
(4)運営体制
(5)会員数
(6)刊行物
(7)活動
(8)研究所の歩み
(9)研究所規則

研究所リーフレット(PDF 約3MB)
 伊那民研リーフレット

(1)研究所の目的

当研究所は、飯田市美術博物館の付属施設である柳田國男館を拠点に活動する民間の研究団体です。柳田の業績と伊那谷の民俗を学び、地域や日本のあり方、そして私たち一人ひとりの生き方を見つけていこうとする会です。
「研究所」の名を冠していますが、運営の中心はさまざまな職種の一般市民が担っており、決して専門的な研究者の集まりではありません。
調査研究と出版活動等を通じて一般市民が自発的に地元を学ぶ「野の学問」を実践しています。

(2)設立年月日

 1990年1月20日

(3)研究所設立の経緯

1986(昭和61)年4月、柳田国男の子息である柳田為正氏から、柳田国男の住まいであった東京成城の「喜談書屋」を柳田家先祖の地である飯田市において、民俗学を中心とする伊那谷の郷土史研究の生きた資料庫ならびに学習研究のセンターとして役立ててほしいという申し出がなされました。
1988年3月、「喜談書屋」の移築が開始され、翌年10月、飯田市美術博物館の付属施設としてその敷地内(飯田城本丸跡)に「柳田國男館」がオープンしました。柳田國男記念伊那民俗学研究所は、柳田家の寄贈趣旨に沿ってここを活動拠点とする民間団体として1990年1月に誕生。明治大学教授後藤総一郎所長のもと、飯田下伊那における人文分野研究団体の代表らによって運営が担われました。
後藤所長は、『伊那民俗研究』創刊の言葉で次のように述べています。
「この研究所は、民間の学問の場である。全国でも数少ない「野の学」のセンターである。それゆえに、実に自由な存在である。このことは尊い。だがそれゆえにまた、多くの伊那谷の人びとの熱い声援と、この研究所に集うメンバーの強い協力が得られなければ、その発展は望まれない。地元伊那谷のみなさんはもちろんのこと、広く日本の民俗学徒のみなさんの積極的なご参加とご協力を、心からお願いする次第である。」

(4)運営体制

所長

4代 小川直之(在期:2018年度~)
3代 福田アジオ(在期:2012~2017年度)
2代 野本寛一(在期:2004~2011年度)
初代 後藤総一郎(在期:1990年度~2003年1月)

役員(2023~24年度)

所長小川直之
事務局 事務局長 松上清志(正)、今井啓(副)
編  集 紀要担当:櫻井弘人(正)、近藤大知(副)
所報担当:今井(正)、近藤・岡庭圭佑(副)
庶務・会計 平栗豊久(正)、北原いずみ(副)
運営委員 松上、今井、櫻井、近藤、平栗、北原、岡庭、宮下英美、粟谷真寿美、中山京子、米山梓
監査委員 小林多門、和田憲
部会幹事 民俗調査部会:今井(正)、櫻井・近藤(副)
柳田国男研究会:宮下(正)、北原・片桐みどり(副)
伊那近代思想史研究会:松上(正)、平栗・和田(副)

(5)会員数

会員 164名(内訳:飯田下伊那67名、県内23名、県外67名/2023年3月末現在)
出版物等交換団体 51団体

(6)刊行物

所報『伊那民俗』

年4回発行。会員が日頃の研究の成果を発表するとともに、研究所の活動予告や会員の意見交換などを行う場でもあります。

紀要『伊那民俗研究』

年1回発行。柳田国男研究の分野では、国内有数のレベルを誇る内容となっています。会員からの投稿も歓迎します。【投稿規定は→こちら(PDF)

『伊那民研叢書』

2015年度に発行した第1集『民俗学入門』を皮切りに、毎年1冊のペースで刊行しています。

その他

調査報告書、一般向け書籍なども発行しています。

(7)活動

部会活動

現在は「柳田国男研究会」「伊那近代思想史研究会」「民俗調査部会」の3部会が活動し、学習や研究、調査を行っています。

  • 柳田国男研究会
    柳田の著作を読み合わせ、その背景と思想を学んでいます。成果としてこれまでに『注釈東国古道記―柳田国男のみた古道』を発刊しています。現在は伊那民研叢書『信州随筆を読む』の2021年度刊行を目指して編集作業を行っています。
    勉強会は原則として第2土曜日の午前10時~12時、柳田館で開催。また、柳田館のロビーでは月ごとに「伊那谷の年中行事」を展示紹介しています。
  • 伊那近代思想史研究会
    伊那谷の近代思想を学ぶことで、近代日本全体の歩みを身近な問題としてとらえ、話し合っています。
    現在はこの地方におけるファシズム運動を推進した森本州平(旧松尾村出身)の日記を読み合わせ、登場する人物や場所などを検証しながら、州平の人間性や思想はどこから生まれてきたのか、といった問題を探っています。
    刊行物では、森本州平や中原謹司らが資料を提供し、塩沢栄三が著そうとした『伊那思想史(稿)』があります。
    例会は原則として毎月第3土曜日の午前10時~正午、柳田館で開催しています。
  • 民俗調査特別部会
  • 本研究所は天龍村史(2000年発刊)や飯田市誌の民俗調査において中心的な役割を担い、2005年度に民俗調査特別部会が発足。飯田市美術博物館の地域史研究事業と連動して飯田市内の民俗調査を実施し、飯田市上久堅、同市三穂、同市遠山(南部、北部、中部)、飯田・上飯田(1,2)の合計7冊の報告書を上梓しました。現在は同市上郷飯沼の民俗調査を進めています。

例会

2018年8月から開始。特別な事業のない月の第4土曜日を基本に、調査成果や関心のあるテーマについて会員が発表します。

講演会・講座の開催

飯田市美術博物館と協力し、毎年5月の総会にあわせて記念講演会と会員研究発表会を開催。記念講演会の講師には毎回著名な民俗研究者を招きます。これまでの講師と演題は「9)研究所のあゆみ」をご覧ください。
また、調査報告会や研究発表会なども随時開催しています。

探訪会の開催

伝統行事の見学や柳田国男ゆかりの地などの探訪を行っています。

飯田市美術博物館への協力

研究所の会員が講師となり、飯田市美術博物館の「人文講座」で日頃の研究成果を発表しています。また、びはく学芸祭や美博まつりなどにも参加しています。

(8)研究所の歩み

で き ご と
2023 8 第6回伊那民俗研究集会「死・供養と風流芸能」開催
5 総会記念講演「折口信夫・池田彌三郎の信・遠・三参観地域の研究」講師:伊藤好英氏
2022 10 第42回日本山岳修験学会飯田学術大会を開催
8 第5回伊那民俗研究集会「「食」の民俗を考える―南信州の食文化から―」開催
5 伊那民研叢書7『柳田國男『信州随筆』を読む』を刊行
5 総会記念講演「山岳信仰と修験道」講師:鈴木正崇氏
2021 10 第4回伊那民俗研究集会「御柱祭と諏訪信仰」開催
5 総会記念講演「柳田学と後藤民俗思想史をつなぐ」講師:小田富英氏
3 伊那民研叢書6『写真から見る伊那谷の近代と地域民俗』を刊行
2020 9 インターネットで動画配信を開始
4 伊那民研叢書5『民俗芸能の宝庫―南信州』(櫻井弘人著)を刊行
3 創立30周年記念募金を開始
2019 10 第3回伊那民俗研究集会「残された写真から地域の民俗を読み解く」開催
8 人形アニメーション『死者の書』上映・解説会
5 総会記念講演「柳田國男と昔話研究」講師:小澤俊夫氏
3 伊那民研叢書4『内発的な「まちづくり」―柳田学と後藤学に学んで―』(髙橋寛治著)を刊行
2018 10 第2回伊那民俗研究集会「コト八日行事と神送り」開催
5 総会で4代目所長に小川直之氏が就任。総会記念講演「翁ともどき―折口信夫が南信州で考えたこと―」講師:小川直之所長
3 『民俗調査報告書7 飯田・上飯田の民俗2』刊行(美博と共同)
3 伊那民研叢書3『民俗のことばで探る遠山谷の環境と暮らし』(野本寛一著)を刊行
2017 11 第1回伊那民俗研究集会「年中行事を考える」開催
5 総会で研究所規則を承認・施行。総会記念講演「民具と俗信」講師:常光徹氏
3 伊那民研叢書2『柳田国男入門』(福田アジオ著)を刊行
2016 11 第5期入門講座 講義「現代日本を民俗学から考える」開催(全6回、2017年4月まで)、第2期民俗学入門ゼミナール開催
5 総会記念講演「民俗の振幅」講師:野本寛一氏
1 伊那民研叢書1『民俗学入門』(福田アジオ著)を刊行
2015 10 第4期入門講座 講義「柳田国男の民俗学・その仮説を学ぶ」開催(全6回、2016年3月まで)、第2期民俗学入門ゼミナール開催
5 総会記念講演「自然災害と怪異伝承―民俗知の活用を考える―」講師:小松和彦氏
2014 11 ホームページ開設
11 第3期入門講座 講義「日本の民俗学―民俗学を築いた人びと―」開催(全6回、2015年3月まで)、民俗学入門ゼミナール開催
5 総会記念講演「信濃路の早川孝太郎―ときどき参河・遠江路も―」講師:須藤功氏
2013 11 柳田国男入門講座(全6回、2014年5月まで)開催
10 民俗芸能学会飯田大会に協力
5 総会記念講演「柳田国男の博物誌的思考―民俗と生物地理―」講師:篠原 徹氏
3 『民俗調査報告書6 飯田・上飯田の民俗1』刊行(美博と共同)
2 民俗学入門講座(全6回、7月まで)開催
2012 9 美博主催の「柳田國男没後50年記念企画展「民俗の宝庫〈三遠南信〉の発見と発信―柳田國男・折口信夫らによる調査報告のあゆみ―」に協力
5 総会で、野本寛一2代目所長に代わり3代目所長に福田アジオ氏が就任。総会記念講演「三遠信の民俗―大型獣の伝承と儀礼」講師:野本寛一前所長、「アカデミック民俗学の50年―成果と問題点」講師:福田アジオ所長
2011 11 民俗調査中間報告会「飯田上飯田の民俗」
9 民俗調査中間報告会「飯田上飯田の民俗」
5 総会記念講演「死と葬送の現代と未来」講師:岩田重則氏
2010 8 『民俗調査報告書5 遠山谷中部の民俗』刊行(美博と共同)
5 総会記念講演「野の学としての民俗学」講師:福田アジオ氏
2009 10 柳田國男館において「後藤総一郎展」開催
5 総会記念講演「しぐさの民俗学」講師:常光 徹氏
3 『民俗調査報告書4 遠山谷北部の民俗』刊行(美博と共同)
2008 5 総会記念講演「北と南の狩猟文化―熊と猪を中心として―」講師:野本寛一所長、赤羽正春氏
3 『民俗調査報告書3 遠山谷南部の民俗』刊行(美博と共同)
2007 5 総会記念講演「南アルプス南麓の民俗と駿河神楽」講師:八木洋行氏。伊那谷地名研究会が研究所から分離
3 『民俗調査報告書2 三穂の民俗』刊行(美博と共同)
2006 5 総会記念講演「三遠南信地域をつなぐ中央構造線と文化軸」講師:藤田佳久氏
3 『民俗調査報告書1 上久堅の民俗』刊行(美博と共同)
2005 5 総会記念講演「折口信夫の古代研究」講師:野本寛一所長、中村生雄氏
2004 5 総会記念講演「山の神の実像を探る―環境民俗学の視座から―」講師:野本寛一所長。民俗調査特別部会が設立、美博と共同して飯田市内の民俗調査を開始
1 野本寛一氏、新所長に就任
2003 10 『注釈東国古道記』刊行
6 『伊那民俗研究 後藤総一郎先生追悼号』刊行
5 総会記念講演「生と死の民俗―民俗学からみた日本人の死生観―」講師:新谷尚紀氏
1 後藤総一郎初代所長が急逝
2002 4 総会記念講演「下伊那の地名 その由来」講師:松崎岩夫氏
2001 11 伊那谷地名研究会が部会として発足。記念講演「柳田国男との対話」講師:谷川健一氏
4 総会にあわせ『天龍村史』研究報告会を開催
2000 11 『天龍村史』刊行
4 総会記念講演「大江磯吉の人と思想」講師:東 栄蔵氏
1998 4 総会記念講演「柳田國男との再会」講師:伊藤幹治氏
1997 4 総会記念講演「柳田國男記念伊那民俗学研究所の可能性」講師:後藤総一郎所長
1996 5 総会記念講演「柳田國男と地方分権」講師:後藤総一郎所長、「女性と社会と性と」講師:倉石あつ子氏
1995 4 総会記念講演「いま思うこと」講師:木下長志氏、「山村民俗の変容と展望」講師:湯川洋司氏
2 研究所の部会として天龍村史調査委員会発足
1 研究所創立5周年記念民俗調査ゼミナール 講師:後藤総一郎所長、上野和男氏、武井正弘氏
1994 11 旧武家屋敷柳田邸および茶室の移転保存のための活動を開始
5 伊那近代思想史研究会がスタート
4 総会記念講演「コメと日本人」講師:後藤総一郎所長
1993 5 研究所第4回総会記念講演「春の太陽のフォークロア」講師:野本寛一氏
民俗芸能を語る会がスタート
3 大月松二メモ翻刻委員会が発足し、以後、その成果を『伊那民俗研究』第12?15号に掲載する
1992 12 『伊那谷の民俗学を拓いた人びとII』発行
8 美博主催の企画展「柳田国男と信州」に協力
5 飯田歴史大学が研究所に統合され、柳田国男研究会が発足する。同大学会員が研究所の運営委員の主体となる
4 研究所第3回総会記念講演「考古・民族学の世界」講師:国分直一氏
1991 7 『伊那谷の民俗学を拓いた人びとI』発行
1 研究所第2回総会記念講演「柳田国男の普遍性―内発的発展の拠り所としての柳田学―」講師:鶴見和子氏
1990 5 所報『伊那民俗』創刊号を発行
1 研究所設立総会開催。記念講演「日本民俗学の展望」講師:宮田登氏
紀要『伊那民俗研究』創刊号を刊行
1989 10 飯田市美術博物館とともに、柳田國男館が正式に開館



9)柳田國男記念伊那民俗学研究所 規則


(名 称)

第1条 本研究所は柳田國男記念伊那民俗学研究所(以下研究所)と称す。

(目 的)

第2条 本研究所は、柳田国男の研究活動、研究成果の調査研究、および伊那地方を中心とした民俗学研究を行う。

(事 業)

第3条 本研究所は、前条の目的を達成するために次の事業を行う。
1 柳田国男関係資料および民俗資料の調査・収集・研究
2 研究会、研究集会、研究講座、巡検などの開催
3 紀要『伊那民俗研究』、所報『伊那民俗』などの定期刊行物の刊行
4 民俗調査報告書、研究叢書など研究成果の公刊
5 関係研究団体、研究機関との交流および共同研究
6 その他、研究所の目的達成に必要な事業

(構成員)

第4条 本研究所の構成員は以下の通りとする。
1 通常会員
2 賛助会員
3 名誉会員
4 研究員

(通常会員)

第5条 通常会員は、研究所の目的および事業に賛同し、所定の方法によって研究所会員となることを申込み、その当該年度の会費を納めた者。

(賛助会員)

第6条 賛助会員は、研究所の目的および事業に賛同し、別に定める賛助会費を納入した者。

(名誉会員)

第7条 名誉会員は、本研究所の会員として長期にわたり活動し、本研究所の発展に多大の貢献をなし、研究所総会において推挙された者。名誉会員は会費の納入を免除される。

(会員の権利)

第8条 会員は研究所の発行する紀要、所報などの定期刊行物の配布を受け、研究所の開催する研究集会、講座、巡検その他の会合に参加し、所定の手続きを経て刊行物に論文等を発表し、研究集会などで研究発表をすることができる。

(研究員)

第9条 研究所は事業の推進のため有給もしくは無給の研究員を置くことができる。

(役 職)

第10条 研究所には以下の役員を置く。
1 所 長     1名
2 事務局長  1名
3 副事務局長 1名
4 運営委員  15名以内
5 監 事      3名以内

(所 長)

第11条 所長は研究所を代表する。
2 所長は、会員総会において推戴する。
3 所長の任期は2年とする。ただし、再任を妨げない。
4 所長が任期未満で交替したときは、後任者の任期は前任者の残任期間とする。

(事務局長)

第12条  事務局長は研究所業務を統括する。
2 事務局長は、会員総会において会員の中から選出する。
3  事務局長の任期は2年とし、再任を妨げない。

(副事務局長)

第13条  副事務局長は事務局長を補佐する。
2 副事務局長は、会員総会において会員の中から選出する。
3  副事務局長の任期は2年とし、再任を妨げない。

(運営委員)

第14条 運営委員は、会員総会に於いて会員のうちから選出する。
2  運営委員の任期は2年とし、再任を妨げない。
3  運営委員は以下の研究所業務を分担して、執行する。
1 庶 務
2 会 計
3 編 集
4 その他必要とする業務

(監 事)

第15条  監事は、研究所の財務および会計を監査し、必要に応じて研究所の運営について助言をする。
2 監事は、会員総会において会員のうちから選出する。
3 監事の任期は2年とし、再任を妨げない。

(会 議)

第16条  研究所の会議は、総会及び運営委員会とする。

(総 会)

第17条  総会は年に1回開催し、必要に応じて臨時の総会を開催することができる。
2  総会は所長が招集する。
3  総会の決議は、出席者の過半数の賛成によるものとする。

(総会の審議事項)

第18条  総会は次の事項を審議し、決定する。
1  研究所規則の変更
2 事業報告および決算報告
3 事業計画および予算
4 部会の設置、廃止
5 役員の選任
6  名誉会員の推戴
7  会員10名以上から提案された審議事項

(運営委員会)

第19条  運営委員会は運営委員で構成し、総会から次の総会までの期間、研究所の運営に関する事項を審議する。
2 運営委員会は、随時、所長が招集する。
3 運営委員会には必要に応じて運営委員以外の会員の出席を求め、意見を聴くことができる。

(部 会)

第20条 特定の研究課題を調査研究するために部会を設けることができる。
2 部会の設置は、運営委員会で審議し決定する。ただし、直近の総会において承認されなければならない。
3  部会の構成員に会員以外の者を加えることができる。ただし、3分の1を超えてはならない
4  部会の設置期間は2年とする。ただし、総会の承認を得て更新することができる。
5 部会には部会長をおき、部会を代表する。部会長は部会構成員の互選による。

(会 計)

第21条 会計は通常会計と特別会計とする。
2 通常会計は研究所の通常業務執行のための会計であり、特別会計は特定の事業活動のために設ける会計である。
3 特別会計の設定には会員総会の審議承認を得なければならない。

(会計収入)

第22条 通常会計の経費は、会費および寄付金、その他の収入を充てる。
2 特別会計は、使途を指定して寄せられた寄付金、補助金およびその他の収入を充てる。

(会計年度)

第23条 会計年度は4月1日より翌年の3月31日までとする。

(会 費)

第24条 会員の年間会費は以下の通りとする。
1 通常会員   3,000円
2 賛助会員   10,000円

(細 則)

第25条 この規則の施行に当って必要な細則は、別に定めることができる。

(改 正)

第26条 この規則の改正は、第17条の規定に関わらず、総会出席会員の3分の2以上の賛成を必要とする。

附 則

この規則は、平成29年5月28日から施行する。