最新のお知らせ

5/24(日)に総会、記念講演会、会員発表会を開催します。記念講演会の聴講を希望される方は飯田市美博(電話0265-22-8118)への申し込みが必要です(5/8から受付)。

2026年5月12日火曜日

伊那民研叢書9『イラストと写真でつづる伊那谷の民俗』を刊行します

伊那民研叢書では9冊目となる『イラストと写真でつづる伊那谷の民俗』を、本年度総会の開催にあわせて刊行します。
会員でフリーライターの今井啓さんが地元のタウン情報紙『週刊いいだ』で連載した人気コラムを、大幅に改稿増補したものです。年中行事、生活、信仰、伝説など幅広い分野から36のテーマを取り上げ、豊富な事例と考察を交えながら、分かりやすく伊那谷の民俗を紹介しています。
著者によるイラストや写真を豊富に掲載している点も特色で、温かみとユーモアにあふれたイラストからは、高度成長期以前の人々の息遣いが伝わってきます。
5月24日(日)の本研究所総会・記念講演会で出席会員に配布するほか、一般販売を行います。総会に出席できない会員の皆さんには後日郵送いたします。
総会後は柳田國男館で土・日・祝日に購入できます。当サイトの「出版物」ページから注文(予約)も可能です。
 2026年5月24日発行予定
著:今井啓
発行:柳田國男記念伊那民俗学研究所
A5判112ページ(+カラー口絵3ページ)
頒価:1,100円(税込)
ISBN978-4-9908692-9-8 C1039

■目次

第一章 四季ごとの祈りと感謝
 1 干支と暦のいま、むかし
 2 門松―飯田の伝統的なスタイルは
 3 年取りと正月の食事
 4 どんど焼き―ギャングエイジの仁義なき戦い
 5 初午―馬・蚕・稲荷の不思議な関係
 6 節供―野草を味わい、山の花を愛でる
 7 苗代と田植え―稲の神を迎え送る儀礼
 8 祇園祭り―疫病退散から千客万来へ
 9 七夕―水で清めて盆を迎える
 10 新野の盆踊り― 唄が伝える死者供養のかたち
 11 月見と月待―収穫祝いかお籠りか
 12 風祭り―風切り鎌と諏訪信仰の関係は

第二章 日々生きる、ときどき楽しむ
 1 いろりとこたつ―消えていった団らんの火
 2 水仕事―飲み水の確保と洗濯の変化
 3 風呂と便所―最後は大切な肥やしに
 4 天然氷―大人は稼ぎ、子どもは遊ぶ
 5 子どもたちの世界―行事を担い、家族を助ける
 6 飯田瞽女―村々を巡った女性芸人たち
 7 ユイ、オテンマ、無尽―助け合いと親睦と
 8 婚礼―縁を結ぶ念入りな手順
 9 葬送―故人への思い、死への恐れ
 10 刈敷と草刈り―山の肥料が生命線
 11 炭焼き―冬の副業とプロ集団
 12 猪追い―山から来る“魔物”との攻防

第三章 見えないものを信じる心
 1 山犬信仰―害獣除けと憑き物落とし
 2 山の神―豊穣と祟りをもたらす自然神
 3 樹木の信仰と禁忌―飯田の桜と鬼門梨
 4 雨乞い―水神相手に試行錯誤
 5 池の主―災害と開発を語り継ぐ伝説
 6 河童―旧家を助け、去っていった水神
 7 身近な妖怪―小豆洗いとヤカンマクリ
 8 病除け―苦痛や恐怖とつきあう努力
 9 庚申講と甲子講―無病息災と財福招来の願い
 10 秋葉と金毘羅―流行の背景にあるもの
 11 火の玉と霊魂―命をともすエネルギー
 12 散供と餅投げ―投げる、ばらまくことの意味

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