最新のお知らせ

2024年5月26日(日)に2024年度の総会と記念講演会および研究発表会を美博講堂で行います。

2015年7月20日月曜日

【予告】『信州随筆』や菅江真澄ゆかりの地を巡る探訪会

【開催日が8月28日に変更になりました/参加申し込み受け付けは終了しています】 

 当研究所の部会である「柳田研究会」と「近代思想史研究会」が合同で開催する民俗探訪会(フィールドワーク)を2015年8月29日(土)28日(金)に実施します。部会員以外でも参加できます。
 探訪先は枝垂れ栗(辰野町)、小野宿(同)、岡谷蚕糸博物館(岡谷市)、長興寺および釜井庵(塩尻市)です。


【企画担当より】
 柳田国男研究会は、柳田国男の著作『信州随筆』や『木綿以前の事』を読み合わせてきた。その中に出てくる枝垂れ栗、絹と木綿の違いの問題を現地で見てみたいとの声があった。
 一方、近代思想史研究会では伊那谷の近代を支えた製糸工場の様子が具体的につかめる岡谷蚕糸博物館や、ついこの間まで伊那谷への交通の要衝であった小野宿を見たいとの要望があった。
 さらに、柳田国男が三日間講演した洗馬の長興寺や菅江真澄が一年間滞在した釜井庵も行程に入れて見学することにした。



1、期日・日程

2015年 8月 29日(土)28日(金)
   飯田市美術博物館第3駐車場 集合7:20  出発7:30
   ①枝垂れ栗       9:00~ 9:30
   ②小野宿        9:40~10:30
   ③長興寺        11:00~11:30
   ④釜井庵と資料館   11:40~12:30
   ⑤塩尻で昼食     12:40~13:30
   ⑥岡谷蚕糸博物館  14:00~16:30
  飯田市美術博物館第3駐車場  到着 17:40(解散)

   ※途中で乗下車を希望する方は事前にお申し出ください。

2、参加費

10,000円程度を予定、当日精算
   ※参加人数によって変更あり
   ※交通費や入館料、拝観のお礼、保険料等を含む
   ※昼食は各自別途支払い

3、持ち物 

帽子、飲み物、雨具、カメラ、昼食代など 

【報告】美博民俗講座が開かれました

 2015年7月19日(日)、「美博民俗講座」が飯田市美術博物館講堂で開かれ、当研究所の宮下英美会員が「家庭の味から店の味へ―ヤキモチとゴヘイモチ―」と題して報告を行いました。

 宮下さんは「ヤキモチ」もしくは「オヤキ」と呼ばれる食べ物について、北信や東信では具を小麦粉の皮で包むのに対し、南信では主に小麦粉を水で溶いて薄焼きにする違いがあること、近年は北信のオヤキを販売する店舗が飯田下伊那にも増えてきたことを指摘。
 南信では手軽に焼ける薄いヤキモチは繁忙期の昼食や日々の間食として食べられていた「ケ」の食べ物であり、「ハレ」の御馳走の代表格がゴヘイモチだったと述べました。また、ゴヘイモチの串を作る地元職人からの聞き取りも報告してくれました。

2015年7月10日金曜日

所報101号発行/美博民俗講座/2015年度入門講座&ゼミナールのお知らせ

【報告 所報101号発行】

所報『伊那民俗』101号を発行しました。表紙を少しリニューアル。
メーン投稿は折山邦彦会員の「「悲劇の宮家」を祀る神社―横田為雄さんと北白川宮家―」です。
詳しくは所報のページをご覧ください。

【予告 美博民俗講座】

2015年7月19日(日)13:30から、宮下英美会員による美博民俗講座「家庭の味から店の味へ―ヤキモチとゴヘイモチ―」が開かれます。
詳しくは講座・講演会のページをご覧ください。

【予告・募集 2015年度入門講座&ゼミナール】

2015年10月から福田アジオ所長による第4期入門講座と第2期ゼミナールがスタートします。
講座のテーマは「柳田国男の民俗学・その仮説を学ぶ」。ゼミのテーマは「伊那谷の民俗を学ぶ」。
現在ゼミ参加生を募集中です。申込締切は9月30日(水)。
詳しくは講座・講演会のページをご覧ください。