最新のお知らせ

2024年5月26日(日)に2024年度の総会と記念講演会および研究発表会を美博講堂で行います。

2023年12月5日火曜日

2024年1月20日(土)に特別例会・民俗学講座「神樹と森神の伝承」を開催します【終了しました】

小川所長が講師を務める「特別例会」は、始まった2018年以来「折口講座」として折口信夫の著作を読み込んできましたが、2023年度からは「民俗学講座」として、身近な民俗文化を取り上げた講義が始まりました。 

講座の目的と内容

身近にある伝承文化を取り上げ、その事象はどのように考えられるのか、南信州だけでなく日本各地の具体例をあげて、その意味や歴史的な変遷などを講じます。これを通じて民俗学の役割や研究法などを考えます。

 第2回「神樹と森神の伝承」

日時:2024年1月20日(土) 14:30~16:30
会場:飯田市美術博物館2階 科学工作室(博物館本館西側の屋外階段からお入りください)
費用:資料代500円 事前申込み不要

講義の内容

柳田國男の『信州随筆』(昭和11年・山村書院)には、「しだれ桜」「御頭の木」など樹木の精神世界や祭りについて論じた章がいくつもあります。柳田の樹木の民俗についての論述には『神樹篇』もあります。
また、折口信夫も大正4年の「髯籠の話」で「依代・招代」としての樹木を論じ、神樹研究は古くからの課題です。
諏訪信仰の「たたえぎ」は難しい問題ですが、講座では日本の神樹信仰の諸相、「モリ」として祀る樹木を考えます。(講師より)


ライブ配信について

研究所の動画配信方針が2024年1月から変更されましたので、第2回講座「神樹と森神の伝承」のライブ動画の視聴は研究所会員に限定させていただきます。視聴希望の方は研究所への入会(年会費3000円)をお願いします。




2023年10月16日月曜日

YouTube動画配信についての重要なお知らせ

研究所会員ならびに当HPをご覧の皆さまへ

 

柳田國男記念伊那民俗学研究所では2020年より、発表者・講演者の許諾のもとで、例会や研究集会の動画配信を行ってきました。

https://www.youtube.com/channel/UCMyZs1Mgjni4yWB4ThASX_w

これは、新型コロナ禍で行事に参加できない会員の便宜を図るとともに、研究所の活動を一般の方々にも広く知っていただくことを目的としてきました。それにより、多くの皆さまがチャンネル登録してくださり、対面での参加者数をはるかに上回る方々に視聴していただいております。誠にありがとうございます。

新型コロナの5類移行により、配信活動の当初の役割が果たされた一方で、動画の一般公開を継続することについては、さまざまな課題が指摘されています。発表者・講演者の研究成果が無制限にネット上で公開されることには著作権上のリスクがともなうとともに、昨今は生成AI技術の発達によって、映像や音声が悪用される危険性も増しつつあります。

こうしたことから、本研究所では、20241月より、例会や講座等の動画は研究所会員のみを対象とした限定配信に切り替えることといたしました。また、会員が動画を視聴できる期間は、配信開始後一ヶ月間といたします。

現在掲載している動画については、202312月末日をもってすべて削除されますのでご了承ください。

今後は、会員の皆さまに限定して、イベント開催に先立って動画のURLを通知メールでお知らせいたします。会員の皆さまでこれまでにイベント情報のお知らせメールを受け取ったことのない方は、研究所事務局( inaminken@gmail.com )へメールアドレスをお知らせください。

まだ研究所の会員となっていない方は、ぜひこの機会に研究所へのご入会をご検討ください。

 年会費は3000円、年4回発行の所報『伊那民俗』や、年1回発行の紀要『伊那民俗研究』などを送付いたします。申込方法は、当HPの入会案内をご覧ください。

今後も柳田國男記念伊那民俗学研究所へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

2023年10月13日金曜日

11月3・4日に第34回常民大学合同研究会を遠山で開催します

2023年11月3日(金・祝),4日(土)に、遠山常民大学・飯田柳田国男研究会など全国計6常民大学による第34回合同研究会を、飯田市南信濃で開催します。(当研究所関連行事)

第34回常民大学合同研究会

研究主題

「常民大学運動の果実」 

主なスケジュール

11月3日(金・祝)※常民大学会員向け行事

14:30~17:00 各常民大学からの報告と討議(会場:民宿「島畑」)


11月4日(土)

午前※常民大学会員向け行事

8:30~11:00 フィールドワーク 「山村・遠山の現状をみる」 

午後※一般参加可能(予約不要、参加費1,000円)

12:20 記念講演会 (会場:南信濃地域交流センター

 「現代社会と村の精神」 講師 内山 節 氏 (哲学者) 

14:00 研究発表(各30分)

  「 『農と水の民俗』 と常民 」 中山正典 (遠州常民文化談話会)

  「常民大学共同研究の成果と 「柳田國男年譜」 」 小田富英 (常民大学運営委員) 

 「 『遠山霜月祭の研究』―後藤先生・遠山常民大学から自著へ―」 櫻井弘人 (遠山常民大学) 


詳細は特設ページを御覧ください。

お問い合せ先

櫻井弘人(遠山常民大学)

携帯Tel. 090-7183-8195

Mail. sakuraicream.plala.or.jp (@を小文字にしてください)


2023年7月20日木曜日

【終了しました】8/26(土)・27(日)に第6回伊那民俗研究集会「死・供養と風流芸能」を開催します

 2022年11月にユネスコ無形文化遺産登録された「風流踊」41件のなかに、南信州・阿南町の2件―和合の念仏踊りと新野の盆踊りがあります。

この2つは、死者および先祖を供養する芸能と いう点で共通しています。
私たち誰もが避けることのできない死を、日本人はどう考え、どのように対処してきたのか、そして、それは現在どのように変化しつつあるのか、この研究集会を通して考えます。


日時:2023年8月26日(土)13:00~16:50、27日(日)9:30~12:35
参加費:無料 ◎事前申し込み不要、どなたでも参加いただけます
会場:ムトスぷらざ2階多目的ホール (丘の上結いスクエア内、旧ピアゴビル)

詳細は「講座・講演会」のページをご覧ください。

2023年3月29日水曜日

5/28(日)に2023年度総会・記念講演会・研究発表を行います【終了】

  2023年度の研究所総会および記念講演会・会員研究発表会を下記の通り開催します。今回はすべて飯田市美術博物館講堂で行います。

期日:2023年5月28日(日)

12:30~13:00研究所総会

13:30~15:00記念講演会

(美博文化講座として飯田市美術博物館と共催)

演題:「折口信夫・池田彌三郎の信・遠・三山間地域の研究」

講師:伊藤好英氏(藝能学会会長、飯田市出身、当研究所会員)

※講演会は定員50名、参加希望者は事前申し込みが必須です。5月14日以降に美博(電話0262-22-8118)へお申し込みください。

15:30~16:50会員研究発表

発表者:伊藤正英氏(三河民俗談話会)

テーマ:「民俗雑誌『設楽』をめぐるひとびと―『夏目一平日記』(早川孝太郎関係抄)を中心に―」

※研究発表の聴講は事前申し込み不要です。