2019年に開催した第3回伊那民俗研究集会の成果をまとめた叢書6を刊行しました。市村咸人・吉澤公男・熊谷元一・向山雅重・塚原琢哉の各氏が残した写真をふんだんに掲載し、研究所内外の執筆陣が解説したものです。A5判126頁、頒価は1000円。飯田市美術博物館および柳田館、平安堂(飯田店・座光寺店・伊那店)などで販売しています。
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■目次
序 章 伊那谷の近代写真と画像アーカイブの可能性
第一章 伊那谷を写した先人たち
一 市村咸人 ―下伊那郷土史の開拓者―
コラム 中馬をめぐる二つの記録 ―市村咸人の撮影写真と澁澤敬三の撮影映像―
二 吉澤公男 ―写真館主が残した山村の姿―
三 熊谷元一 ―生涯続けた農村記録―
四 向山雅重 ―地を這う調査で民俗を探究
五 塚原琢哉 ―下栗が写真家としての原点―
第二章 写真から地域民俗を読み解く
一 台所写真に見る生活様式の変化
二 写真が語る下伊那の養蚕
三 世相を映す婚礼衣装
四 下栗の塚原写真と民俗
コラム 塚原写真と下栗の地域づくり