最新のお知らせ

11/9(土)15:00より柳田館で例会を開催します。近藤大知会員「大山田神社の八郎明神と疱瘡」

2024年11月5日火曜日

2024年11月16日(土)に「琉球花火復元と清内路の手づくり花火」が開かれます

 本年10月6日、阿智村上清内路の手づくり花火の打上げに合わせて、琉球国のからくり花火が披露されました。清内路が伝える日本古来の和火により、約200年前に琉球国王が見ていたからくり花火が蘇りました。
 このイベントでは、琉球花火の特徴や対比などを通して、南信州の花火文化の特徴をさぐります。当研究所の櫻井弘人氏などが講演を行います。ぜひご参加ください。
 
  日時:令和6年11月16日(土)13:30~16:00 参加無料(予約推奨)

  場所:阿智村中央公民館

  内容:講演「琉球花火とその復元」 
    【講師:茂木仁史氏(国立劇場おきなわ調査研究専門嘱託員、芸術学博士)】
     講演「南信州の煙火文化と清内路の手づくり花火」
    【講師:櫻井弘人氏(國學院大學兼任講師)】
     座談会「琉球花火と清内路の手づくり花火」
    【パネラー:茂木仁史氏、櫻井信和氏(上清内路煙火同志会)、門野祐一氏(下清内路煙火有志会)、関島善純氏(関島煙火製造所社長)】
    【コーディネーター:櫻井弘人氏】
    【コメンテーター:小川直之氏(國學院大學名誉教授・国立劇場おきなわ運営財団理事)】

    主催:阿智村、長野県、信州アーツカウンシル、南信州民俗芸能継承推進協議会

    問い合わせ:阿智村教育委員会社会教育係 Tel.0265-43-2061 




2024年9月7日土曜日

9/22(日・祝)に第7回伊那民俗研究集会「災害・飢饉・疫病と民俗伝承」を開催します

第7回伊那民俗研究集会「災害・飢饉・疫病と民俗伝承」【終了】

近年、新型コロナウイルス感染症や東日本大震災・能登半島地震などの災いが多発していますが、過去にも様々な病災害や飢饉などが起こり、人々を苦しめてきました。
しかし、先人たちは、そうした危機を乗り越えて歴史を紡ぎ、教訓として子孫に伝えていたのです。
今回の研究集会は、病災害や飢饉に焦点を当て、先人たちがそうした危機にいかに対処し、そして克服してきたのか、民俗伝承や芸能、歴史資料館など多角的な視点から探ろうとするものです。
 
主催=柳田國男記念伊那民俗学研究所、南信州民俗芸能継承推進協議会
後援=長野県南信州地域振興局、南信州広域連合、飯田市教育委員会、伊那谷研究団体協議会

日時

2024年9月22日(日・祝)10:00~16:40

参加費

無料/事前申し込み不要、どなたでも参加いただけます

会場

飯田市美術博物館 講堂
長野県飯田市追手町2-655

内容とスケジュール

10:00~開会・あいさつ
10:10~11:00「病災害伝承にみる民俗思想」
講師/小川直之(國學院大学名誉教授、伊那民俗学研究所長)
11:00~11:40「江戸時代の感染症と人々の対応―南信州の事例から―」
講師/塩澤元広(高森町歴史民俗資料館長)
11:40~12:30昼休憩
12:30~13:10映像上映 「深見の祇園祭」(「南信州の煙火」より抜粋)
解説/岡庭圭佑(伊那民俗学研究所会員)
13:10~14:00「災害伝承と神仏意識」
講師/笹本正治(信州大学名誉教授、長野県立歴史館特別館長)
14:00~14:50「災害・飢饉・疫病と民俗芸能」
講師/櫻井 弘人(國學院大學兼任講師、伊那民俗学研究所会員)
14:50~15:00休憩
15:00~15:40「三遠南信の津島信仰」
講師/下平 武(長野県民俗の会・伊那民俗学研究所会員)
15:40~16:20「新型コロナウイルス流行と南信州の民俗芸能」
講師/近藤大知(飯田市美術博物館学芸員、伊那民俗学研究所会員)
16:20~16:35総括 小川直之
16:40閉会

ライブ配信について

研究所会員向けにYouTubeでライブ配信を行います。視聴URLは会員向けメールでお知らせいたします。アーカイブの視聴可能期間は配信開始後1ヶ月間です。

会場地図


駐車場について

当日は長姫神社祭礼のため、美術博物館第3駐車場および南信消費生活センター駐車場は利用できません。混雑が予想されますので乗り合わせや周辺駐車場の利用をお願いします。




2024年8月14日水曜日

民俗探訪会「早稲田人形芝居見学」のお知らせ【会員向け】

伊那民俗学研究所では今年度最初の民俗探訪会として、8月25日(日)に阿南町早稲田の早稲田人形芝居の見学を行うことになりました。急なお知らせで恐縮ですが、参加希望の方は8月22日(木)までにお申し込みください。

美博集合と現地集合の2通りがありますが、現地は駐車スペースに限りがありますので、美博集合による乗り合わせをお勧めします。


●日程 2024年8月25日(日)


●時間:①乗り合わせ(美博集合)の方 11:50集合

     ②現地(早稲田神社)集合の方 12:40集合

13:00より神事開始、14:00より人形芝居上演開始となります。

探訪会は夕刻解散の見込みです。


●参加費:無料

 ただし乗り合わせ参加の場合は交通費の負担をお願いする場合があります。

探訪会としてのご祝儀は研究所が負担します。各個人のご祝儀奉納は任意です。


●集合場所のご案内

乗り合わせ:飯田市美術博物館第3駐車場(飯田市追手町2丁目)

https://maps.app.goo.gl/Bff2vnHNC6w1DnD26


現地:早稲田神社(阿南町西條2080)

https://maps.app.goo.gl/fciARurVHkBcSdU16

※神社裏手から境内の駐車スペースに入れます。


●参加申し込み

8月22日(木)までに研究所宛のメールで①お名前②連絡先(電話番号)③希望する集合場所④乗り合わせの場合の運転手役の可否、をお知らせください。


●早稲田人形について(飯田市美術博物館・文化財情報より引用)

 早稲田人形は、三人遣いの人形浄瑠璃である。開始時期は定かでないが、文政年間(1818~29)には活発な活動をおこなっていた。その特徴は神事色の強い三番叟にあり、夏祭では拝殿での神事の際に、白ずくめの裃袴姿の3人によって神前に向かって奉納され、神慮を慰めるため木偶を遣ったという古い形が伝わっている。続いて舞台に移って三番叟と芝居二幕が上演されるが、「本六方(ほんろっぽ)」「弓張り」「樋口」などとよばれる昔ながらの独自の型が伝承されている。

 もう一つ注目できるのは、1月(もとは1月15日)の人形仕立ての神送りである。三番叟が行列を先導し、人形2体が神輿を担ぎ、ヤッコグサの毛槍を掲げた人形数体が続く。こうして村内の災厄を村境まで送り出すのであり、ここにも人形を神聖視した伝統が生きている。人形のかしらは44頭を有する。