最新のお知らせ

2024年6月22日(土)15:00に柳田館で通常例会を開催します。松上清志会員「飯田町の祇園祭」。非会員も参加可能、会員向けには動画配信も行います。

2024年6月11日火曜日

伊那民研叢書8『折口信夫―「生活の古典」への誘い』を刊行しました

 



 伊那民研叢書8として、小川直之所長の書き下ろしによる『折口信夫―「生活の古典」への誘い』を刊行しました。

 小川所長は國學院大學折口博士記念古代研究所でも研究を進め、伊那民俗学研究所では2018年から5年にわたり「折口講座」を開講しました。

 本書は折口の学問形成の歩みと三遠南信との関わりを知る好著となっていますので、非会員の皆さんもぜひご一読ください(会員には1冊ずつ無料でお届けいたします)。

A5判166ページ、頒価1300円(税込)。購入方法は出版物のページをご覧ください。

■目次

第一章 「生活の古典」の発見と「折口学」

第二章 折口信夫・釈迢空のまなざし

第三章 柳田國男との出会いから『古代研究』へ

第四章 民俗採訪の旅

第五章 折口術語と文化理論

2024年5月7日火曜日

5月26日(日)に総会・記念講演会・研究発表会を開催します

期日

2024年5月26日(日)

会場

飯田市美術博物館講堂

内容とスケジュール

12:00~12:30 研究所総会

12:30~13:00 一般社団法人設立総会

14:00~15:30 記念講演会 (美博文化講座として飯田市美術博物館と共催)
演題:「怪異の民俗学から〈事実〉の民俗学へ―「妹の力」と確立期の柳田民俗学―」
講師:永池健二氏(元奈良教育大学教授、柳田國男研究会会員)
※定員60名、講演会の聴講には事前申し込みが必須です。5月10日以降に美博(電話0262-22-8118)へお申し込みください(先着順)。

15:40~16:50 会員研究発表『上郷飯沼の民俗』刊行報告会2(各20分)
北原いずみ会員「飯沼の染物業」
宮下英美会員「生業と食生活-養鯉を中心に-」
岩瀬春奈会員「民間信仰と宗教組織」
※研究発表の聴講は事前申し込み不要です。

動画配信について

記念講演会と研究発表は、会員向けにYouTubeで動画配信を行います。視聴URL等は会員向けメールでお知らせします。

2024年3月22日金曜日

4月21日(日)に『上郷飯沼の民俗』刊行報告会を開催します

柳田國男記念伊那民俗学研究所と飯田市美術博物館は2019年度より、リニア建設にともない大きく変化している上郷飯沼地区において、人々の暮らしや習俗を調査してきました。
その報告書が本年3月に刊行されることから、調査成果の一部をご紹介する報告会を開催いたします。地元に限らず多くの方のご来場をお待ちしています。

『上郷飯沼の民俗』刊行報告会

【日時】2024年4月21日(日) 13:30~16:00(事前申込不要)
【会場】上郷公民館 2階講堂 (飯田市上郷飯沼3145-1

内 容

13:30 開会
13:35 趣旨説明 小川直之(所長、美術博物館顧問)
13:50 報告① 「上郷、飯沼の人々にとっての野底山」今 井 啓
14:10 報告② 「飯沼の織物業-清水屋工場を中心に-」片桐 みどり
14:30 休憩
14:40 報告③ 「飯沼の無尽」湯澤 直人
15:00 報告④ 「飯沼の地名」中島 正韶
15:20 報告⑤ 「飯沼諏訪神社の祭りと芸能」櫻井 弘人
15:40 閉会

主催:柳田國男記念伊那民俗学研究所/飯田市美術博物館
後援:上郷地区まちづくり委員会/上郷公民館/上郷史学会

飯田市地域史研究事業 民俗報告書8『上郷飯沼の民俗』の概要

約70名の方々への聞き取りで完成しました。4月中旬頃から美博や柳田國男館で頒布予定です。
■体裁:A4版/206頁
■主な内容:環境と民俗(野底山)/稲作/養蚕/機織り業/染物業/養鯉/食生活/住生活/年中行事/人の一生/御柱祭/芸能/寺院と堂宇/子どもの世界/無尽/口承文芸 など

報告書を紹介したびはく学芸祭ポスター



5月28日(日)15:40から美博講堂で開かれる会員研究発表会でも、他の調査メンバーが報告を行います。