「大河内のシカオイ行事」を訪ねる
長野県最南端に位置する天龍村の大河内集落には、木の枝や藁で作った鹿を狩人に扮した村人が射る「シカオイ行事」が旧暦3月3日に伝承されており、国選択無形民俗文化財となっています。
模造の鹿を射る行事は三遠南信地域に多く分布し、諏訪信仰や農耕儀礼など、さまざまな角度から研究・分析が行われていますが、いまだに謎が多い行事です。大河内のシカオイは神送り行事があわせて行われるのも独特で、人々は昔ながらの貴重な行事を守り続けています。
■期日
平成28年4月9日(土)午前9:20集合■集合場所
飯田市美術博物館第3駐車場■スケジュール
美術博物館出発 | 9:30 |
大河内集会所着・準備作業を見学 | 10:45~ |
昼食(おきよめの湯) | 12:00~ |
行事見学(池大神社) | 13:00~ |
集落探訪(お万様墓所等) | 14:30~ |
美術博物館着 | 17:00 |
■参加費
実費(昼食、保険、交通費、資料代等)■持ち物
飲み物、雨具など■備考
・当研究所の紀要23号に掲載されている櫻井弘人会員の論文「三遠南信地域のシカウチ神事と諏訪信仰―鹿の霊性に寄せて―」をお読みいただくと理解が深まります。
・2016年5月22日(日)に美博講堂で開かれる伊那民俗学研究所総会では、櫻井会員による研究発表「三遠南信地域のシカウチ神事と諏訪信仰」(13:30~)が行われます。ぜひご参加ください(聴講無料)。
■お問い合わせ、お申し込み
柳田國男記念伊那民俗学研究所(美博内)〒395-0034 飯田市追手町2-655
Tel.0265-22-8118 Fax.0265-22-5252
Mail inaminken@gmail.com