会場となった柳田國男館では、高森町の朗読サークル「たんころりん」の皆さんによる民話朗読なども行われ、多くの親子連れで賑わいました。
柳田館のホールには、笹飾りとともにサトイモの葉、夏野菜、硯などを展示。来館者がサトイモの葉の露で墨をすり、短冊に願いごとを書けるように飾り付けました。
ワークショップ |
七夕行事のビデオ上映 |
「たんころりん」の公演 |
また、高森町を拠点に活動する朗読サークル「たんころりん」の皆さんが、河童にまつわる昔話や「銀河鉄道の夜」など夏らしい作品を読み聞かせてくれました。
なお、サークル名「たんころりん」は、収穫されない柿が变化した妖怪として水木しげるの妖怪画などで有名ですが、これは柳田國男が戦前にこの書斎で開いた「民間伝承の会」の機関紙『民間伝承』3巻12号(1938)で、柳田が「タンタンコロリン」という仙台の伝承を紹介したのが始まりです。
それまでの猛暑も少しやわらぎ、飯田城址の樹々を抜けて館内に入ってくる風が心地よい2日間でした。